英語の上達には、とにかく毎日少しずつでも続けることが大切である。
英語雑誌の定期購読を続けるのもモチベーションアップには最適である。
筆者が長年愛読している「多聴多読マガジン2024年4月号(コスモピア) 以下本誌という)が発売されたのでご紹介しよう。
多聴多読マガジンとは
「多聴・多読」という考え方
本誌では「多読」と「多聴」を英語学習の基本と考えています。多読とは文字通り「たくさん読むこと」で、多聴は「たくさん聞くこと」です。
では、「多読」と「多聴」をすれば、英語が話せるようになるのかというと、残念ながらそうではありません。英語を話すためには、英語を「たくさん話す」というアウトプットの訓練が必要になります。
しかし、英語をアウトプットするためには、たくさんの「インプット」が不可欠です。植物が花を咲かせるために根から水をたくさん吸収するように、まずは、たくさんの英語をインプットすることが大切です。
そこで、本誌では「たくさん読む」あるいは「たくさん聞く」ための良質な素材を提供することをひとつの方針として掲げています。
「本誌2024年4月号」
なお、本誌の内容は以下の通りである。
多聴多読マガジン2024年4月号
【特集1】
世界を広げる! アクティブ英語多読のすすめ
・0語から30万語までのロードマップ詳細 (古川昭夫)
・300万語までのロードマップ詳細 (古川昭夫)
・多読の情報と本があるところ
・サマライジングとリテリングにトライ (村岡有香)
[体験談] 本を読む・多読をする 私の場合
(1)「細かいことがわからなくてもぶっちゃけ何とかなる!」の多読精神で海外に飛び出す–石黒恵介
(2) 31歳で多読に出会って人生が変わった–伊藤晶子
(3)「先を早く読みたい」という真っ直ぐな気持ちが突破口–河出真美
[インタビュー] 大量インプットから「自分の言葉で発信する」人を育てる–高瀬敦子
[取材] 公立高校の多読: 大阪府立大手前高等学校の場合–多読通信OSEROで生徒たちを刺激。内発的な読書への空気をつくる【特集2】
生成AIを活用して実現! 3つの英語学習法 (藤森智世)
[目標1] 目標レベルの語彙を組み込んだストーリーを作って音声化する
[目標2] 英文日記を添削してもらい音声化する
[目標3] 生成AIとのチャットを実現しよう【100万語多読のための快読快聴素材】
1. I Can’t Find My Roller Skates (探し物の場所と前置詞の関係)
2. I Go to School (はじめて学校に行く不安)
3. Making Movies in Technicolor (テクニカラーの技術が映画の歴史を変えた)
4. The Red Wind (困難に際して兄弟がそれぞれ示す勇気のかたち)【100時間シャドーイングのための反復音源素材】
1. 好きを伝える! 1分間推し英語「北陸」「輪島塗」(藤代あゆみ)
2. エド・シーランが自ら吃音を克服した過去を熱く語る
3. 映画『哀れなるものたち』主演のエマ・ストーンにインタビュー【新連載】
(1) テンプレ文で始める英語SNS (高木マーガレット)
(2) eスポーツ英会話の最前線 (森田裕介)
(3) 英語になった日本語たち「Emoji」【連載】
・ももと天空 コマ割り劇場 No.7
・TOEIC(R)L&Rテスト Part3&4 速聴トレーニング(早川幸治)
・voanewsで読むアメリカ大統領選挙の裏側(1)
途中でバイデンかトランプが撤退したらどうなるか? (沢田 博)
・対決の海外ドラマ『ウォーキングデッド: デッド・シティ』vs『ウォーキングデッド: ダリル・ディクソン』(池田 敏)
・多読のための読書ガイド(古川昭夫/黛道子/河出真美/石黒恵介/伊藤晶子/柴田里実)★本誌購入者は「音声付き電子版」を無料で利用できます
Amazonの本誌の紹介ページ
★音声は「QRコードを読み取るだけの簡単ストリーミング再生」と「パソコンへのMP3音声ダウンロード」もあります
このように、本誌には英語に親しむための、様々なコンテンツが用意されている。
そして、本誌の使い方も様々である。「特集」にじっくりと取り組むのもいいだろう。「快読快聴フィットネス」で「英語多読」を体験するのもいいだろう。
ちなみに、「快読快聴フィットネス」の利用法は以下の通りである。
快読快聴フィットネスの使い方
- 「たくさん読む」ためのコンテンツ
「英語多読」を体験できるコーナー。英語学習用のリーダーを中心に、比較的レベルのやさしい素材が4,5点紹介されている。 - 日本語に訳さず理解できるのはどのレベル?
掲載作品には日本語訳はない。日本語に訳さず「英語を英語の語順のまま」理解し、読んでみよう。 - 8割程度の理解で大丈夫
ところどころわからなくても、話の流れが理解できればよしとしよう。 - 理解度を自己測定してみよう
コーナーの最後には、セルフチェックシートが付属している。
(参考)本誌(2024年4月号)
本誌のサイズは、A5サイズと、持ち運びにも大変便利である。
そして、ちょっと厚めの用紙が採用されているので、本誌がカバンの中で型崩れすることもないだろう。
電子版もあるのだが、筆者のおすすめは、本誌と、スマホでストリーミング再生する音声による学習である。これで、どこでも気軽に英語の学習を始められる。
もうすぐ新年度となり、新しいスタートをきられる方もみえるだろう。
これを機に、本書を活用して楽しみながら英語力の向上を図ってみてはいかがだろう。
コメント