本ブログでは、Excel VBAの基本文法をご紹介している。
今回から「プロパティ」について見ていこう。
オブジェクトの属性を表す
プロパティは、「オブジェクトの属性を表すもの」である。
属性とは、オブジェクトが持つ情報である。
プロパティは、オブジェクトごとに様々なものが用意されている。
また、オブジェクトのプロパティの値を取り出すことを、「取得する」といい、変更することを「設定する」という。
オブジェクトのプロパティを指定するには、オブジェクト名の後に「.」(ピリオド)を入力し、続けてプロパティ名を記述する。
プロパティの値を取得する
オブジェクト.プロパティ名
セルA1の値を取得する
Range(“A1”).value
シートが下図の場合は、それぞれのプロパティの値は下表のようになる。
Rangeオブジェクトのプロパティ例
属性 | プロパティ名 | 上図の場合の値 | 取得・設定の可否 |
---|---|---|---|
セルの値 | Value | 10 | 取得・設定 |
セル番地 | Address | 取得のみ可 | |
行番号 | Row | 1 | 取得のみ可 |
列番号 | Column | 1 | 取得のみ可 |
プロパティに値を設定する
オブジェクト名.プロパティ名 = 設定値
セルA1に値「100」を設定する
Range(“A1”).Value = 100
↓
なお、プロパティには値を設定できないものもあるので注意が必要である。
(参考)Excel マクロ&VBA [実践ビジネス入門講座]【完全版】 第2版 国本温子(著)SBクリエイティブ
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