FP2級対策(史上最強のFP2級AFPテキスト)

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FP(試験科目)

2022年9月11日実施試験の申込受付中

2022年9月11日(日)実施のファイナンシャル・プランニング技能検定(以降FPという)の申込受付期間は2022年7月26日(火)までである。

受検手続については、FP技能検定のページ(金融財政事情研究会のサイト)で確認してほしい。

試験は年間で、9月、1月、5月の3回である。受験の機会が限られているうえに、ペーパー試験のみである。貴重な受験のチャンスは逃さないでいただきたい。

では、さっそく対策の書籍の紹介に移ろう。

史上最強のFP2級AFPテキスト22-23年版

FP受験対策の書籍は数あれど、「史上最強」と謳うのは、この「史上最強のFP2級AFPテキスト22-23年版」(ナツメ社)(以降本書という)のみである。どこが他とは違うのか?その点に注目していこう。

FP2級の合格ラインは60%である。(合格基準:60点満点で36点以上)FP技能検定2級のページより

試験問題をある程度(過去5年分)分析すれば、合格レベルの出題範囲はカバーできる。しかし、本書では、過去12年間の全問題を分析して、正解するための情報を漏らさないように制作されているのだ。

そのうえで、本書の重要箇所(赤の「出る」マーク)の7割がマスターできれば合格できるということだ。

覚えるべき箇所が明確

FP技能検定のテキストである限りは、最低限の基礎知識は網羅しておかなばならない。試験に出る出ないに関係なく掲載するのは、説明の流れの都合上必要であり、暗黙のルールともいえる。しかし、試験である限りは、受験生皆が常識でわかるような問題を出題するワケがないのだ。そこで、試験に必ず出題される情報を確実に覚えることが大切だ。

そこで、本書は、「試験に出る、覚えるべきもの」と「FPの基礎知識だが、暗記までは必要ないもの」
明確にしているので、メリハリのある学習をサポートしてくれることだろう。

そのうえで、FP技能検定2級は、「落とすため」の試験ではないことを理解しよう。合格率は調整しているとは思うが、FP2級のレベルとしての最低限の知識があるのかが問われてくる。他の一部資格試験のように合格率にとことんこだわる試験とは根本的に違う。筆者の経験から言っても、難問、奇問は出題されない。重箱の隅を楊枝でほじくるような努力は必要ない。そこは安心していただきたい。

本書は本体部が、412ページ、別冊「頻出問題チェック集」が32ページである。6分野を網羅するなら適当なボリュームと言えるだろう。構成は、本文、例題過去問トレーニングである。

これまで筆者は、本文精読と問題演習は同時にやることを推奨してきたが、それは3級レベルでのお話。2級ともなれば、1回目は、問題は飛ばして、とにかく全体を通して読むことをおすすめする。そして、2回目、3回目で暗記をする努力のなかで、例題と過去問トレーニングに取り組もう。

最後に、「覚えるべき情報」が実際の問題を解く際に機能しているかをチェックする必要がある。本書は、「出題問題が直接解ける情報」として、具体的な計算方法を示すなどしている。また、出題された具体例を掲載するなど、工夫が見られる。しかし本格的な対策には、やはり「問題集」が必要だ。この話題については後日に回すことにする。

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