「あたらしい憲法のはなし」を読んでみよう!

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あたらしい憲法のはなし 学び

今回は、「あたらしい憲法のはなし(小さな学問の書 2) 童話屋(編) 以下本書という」をご紹介しよう。

あたらしい憲法のはなし

第二次世界大戦(太平洋戦争)では、日本は甚大な損害を被って、敗戦という結果に終わった。

荒廃した国土の再建の中で、新しく公布されたのが「日本国憲法」である。

この大戦で多くの犠牲を払い、二度と悲惨な戦争を起こしてはならないという国民の決意の元に「日本国憲法」は生まれた。

ところで、戦後70年余りが過ぎても、まだ地球上では戦火が絶えない。ウクライナで、ガザで、毎日のように悲劇が繰り返されている。

平和は人類の究極の願いであり、使命でもある。

現在、あらためて、本書を読んでみて、敗戦直後の人々の苦しみと決意に思いを馳せると平和がいかに大切なのかということに気付かされる。

本書は、「日本国憲法」公布の翌年に、当時の文部省が作った中学1年用の社会科の教科書を復刊したものである。

なお、「日本国憲法」には、人が生きる上で大切なことが記されている。

筆者も楽しみに見ている、2024年度前期のNHK朝ドラ「虎に翼」でも、「日本国憲法」の14条がたびたび出てくる。

〔平等原則、貴族制度の否認及び栄典の限界〕
第14条 すべて国民は、法の下に平等であつて、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない。
(略)
(日本国憲法)

人は、誰も差別されずに平等であり、自由であり、幸せに一生を送る権利があると記されているのである。

そして、「民主主義」と「国際平和主義」こそ、人類が地球上で生き残れる唯一の道であると説いている。

古い書籍をそのまま復刊しているので、今の時代に合わないところも多々あるだろう。

しかし、「日本国憲法」が制定された当時の政府の見解、国民の意識を知ることができる。
そして、何より当時の人々の息吹きを感じられる。

今を生きる我々には、本書は必読であると言える。そして、本書によって「日本国憲法」についての理解が深まれば、「日本国憲法」そのものを紐解いてみてはいかがだろう。

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