これまで、PaizaCloudやReplitなどのクラウドIDEをご紹介してきたが、今回取り上げる「GitHub」はコード管理・環境構築・学習の自由度が高く、初心者にもおすすめだと思われる。
そこで、新規登録したGitHubアカウントを使って、C言語学習環境をCodespacesで構築し、「Hello, World」を表示するまでの手順をご紹介しよう。
ステップ1:GitHubにログイン

GitHub公式サイト にアクセス。

- 初めての場合は、トップページ右上の「sign up」をクリックして、次画面を展開し、「Email」、「Password」、「Username」、「Your Country/Region」を入力し、「Create account」をクリックしてアカウントを作成する。
- Googleアカウントなどでもログインできる。
ステップ2:新しいリポジトリを作成
- 作成したアカウントで、あらためてトップページ右上の「sign in」をクリックして次画面(Dashboard)を展開する。
- 「top repository」の右側の「New」をクリックする。
- Repository name(リポジトリ名)を 「C-Programming」 などと設定しよう。
- 「Add a README file」にチェックを入れて、「Create repository」をクリックしよう。
ステップ3:Codespacesを起動する
- Dashboard画面から作成したリポジトリのページを選択する。
- 緑の「Code」ボタン → 「Codespaces」タブ →「+(Create codespace on main)」をクリックしよう。
ステップ4:自動でVS Code環境が起動!

ここが最大のポイントである!
- ブラウザ上で Visual Studio Codeとほぼ同じ操作感 のIDEが起動する。
- UbuntuベースのLinux環境(例:Ubuntu 24.04 LTS)が使われており、gccなどの開発ツールも利用可能である。
ステップ5:Hello, Worldプログラムを作成
- 左側のファイルツリーで「New File」→ hello.c を作成。
- 以下のコードを入力しよう。
#include <stdio.h>
int main() {
printf("Hello, World\n");
return 0;
}
ステップ6:コンパイル&実行
- 下部のターミナルを開く。
- 以下のコマンドを入力:
gcc hello.c -o hello
./hello
ステップ7:実行結果を確認
Hello, World
と表示されれば成功である!
おすすめC-learningリポジトリ
- 基本文法を練習するためのコード集。
- シンプルで初心者向け。
NewMeikai-Introduction-to-C-language-1
- 『新・明解C言語 入門編』に沿ったコードとメモ。
- 書籍と連動して学びたい人におすすめ。
(おまけ) GitHubアイコンキャラの豆知識
GitHubのアイコンに描かれているキャラクターは、猫とタコが融合した「Octocat(オクトキャット)」という種族の一員。
正式名称は「Monalisa」で、デザインはTwitter Birdの作者 Simon Oxley 氏によるものである。
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