C言語の基礎(配列)

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C言語

前回では、変数を扱った。扱うデータ数はひとつである。今回は、同じ型の変数を一つの変数としてまとめた「配列」をご紹介したい。

例えば、要素数4のint型の配列aを作るには、

int a[4];

となる。要素数とは配列の大きさ(=配列に入るデータの数)のことである。そして、配列に含まれる要素は、要素が代入される順番に応じてa[0],a[1],a[2],a[3]というように添字(インデックス)が振られ、それぞれの要素を区別できるようになる。なお、添字は0から始めることに注意してほしい。

配列の初期化

さて、配列aを宣言することができたが、中身はまだ、空っぽである。そこで、配列も変数と同じように初期化してみよう。

int a[4] = {1,2,3,4};

なお、[]内の要素数は省略することができる。この場合、{ }にあるデータ数によって、要素数は自動的に決定される。

int a[] = {1,2,3,4};

配列要素の代入

配列の要素の一つひとつには変数と同様にそれぞれに代入することもできる。

int a[4];
a[0] = 1;
a[1] = 2;
a[2] = 3;
a[3] = 4;

ここで、配列を初期化して、データを表示するプログラムを考えてみよう。

//配列を初期化して、データを表示するプログラム
#include <stdio.h>

int main(void) {
    
    int i;
    int a[] = {1,2,3,4};
    for( i = 0; i < 4; i++)
        printf("a[%d] = %d\n",i,a[i]);
}

実行結果は以下の通りである。

a[0] = 1
a[1] = 2
a[2] = 3
a[3] = 4

いかがであろうか。本ブログでご紹介していない繰り返しのfor文を使用しているが、プログラムの流れはご理解いただけたのでないだろうか。

(参考文献)新・明解C言語 入門編 第2版 柴田望洋著(SBクリエイティブ)、基礎C言語 (株)アンク著(インプレス )

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