司法・法務民法を学ぼう!「内縁(6)」 重婚的内縁法律上の配偶者BのいるAが、 Cと事実上の夫婦共同生活を営んでいるという場合、AとCの関係は内縁として保護を受けることができるだろうか。 このように、当事者の一方または双方に法律上の配偶者がいる内縁を重婚的内縁という。戦前は、公序... 2025.04.20司法・法務資格試験
司法・法務民法を学ぼう!「内縁(5)」 内縁解消後の法律関係内縁が当事者の生存中に解消される場合(離別による解消)婚姻であれば、離婚によらない限り、当事者の生存中における解消は認めら れないが、内縁についてはこのような制約は存在しない。内縁が当事者の生存中に解消される場合には、財... 2025.04.19司法・法務資格試験
司法・法務民法を学ぼう!「内縁(4)」 内縁継続中の法律関係 婚姻に準じた扱いが認められる場合婚姻の効果のうち、夫婦共同生活を前提として定められたものについては、 内縁にも認められる。ただし、 これらの効果が現実に問題とされるのは、関係が破綻し内縁が解消された後であることが多い。... 2025.04.18司法・法務資格試験
司法・法務民法を学ぼう!「内縁(3)」 意図的に婚姻届を出さない男女に従来の準婚理論によって婚姻に準じた保護を与えることに対しては、批判的な見解が多数を占めている。 他方で、近時で同性カップルの一方が裁判において婚姻に準じた保護を求める事案が現れている。伝統的な内縁の枠組みには収... 2025.04.17司法・法務資格試験
司法・法務民法を学ぼう!「内縁(2)」 婚約予約理論は、事実上の夫婦共同生活が営まれているという実態を度外視した理論だったため、不当破棄以外の問題に対応できるものではなかった。そこで、学説においては、夫婦共同生活を営んでいるという社会的事実を重視し、内縁を婚姻に準ずる関係と捉えて... 2025.04.16司法・法務資格試験
司法・法務民法を学ぼう!「内縁(1)」 内縁とは内縁関係とは、婚姻の意思をもって共同生活し、社会的にも夫婦と認められているものの、婚姻届を提出していないため、法律上の正式な夫婦と認められない男女関係をいいます。内縁の成立の有無は、同居期間の長さや挙式をしている等の事情から判断され... 2025.04.15司法・法務資格試験
司法・法務民法を学ぼう!「結納」 結納とは結納とは、金品の受け渡しを行う伝統的な婚約の儀式です。以前は仲人が仕切ることが多かったのですが、最近は仲人がいないため、両家の親とふたりが出席して行うのが一般的です。男性側の親が結納品を持参し、口上を述べて進行します。結納を行う場所... 2025.04.14司法・法務資格試験
司法・法務民法を学ぼう!「婚約(2)」 婚約の効力婚約をした当事者は、互いに婚姻を成立させるように努める義務を負う。もっとも、最終的に婚姻を成立させるかどうかは、個人の自由意思が尊重されるべきである。第二十四条 婚姻は、両性の合意のみに基いて成立し、夫婦が同等の権利を有することを... 2025.04.11司法・法務資格試験
司法・法務民法を学ぼう!「婚約(1)」 婚約は、将来の婚姻を約束する合意のことであり、婚姻という本契約に対する予約と捉えられている。明治民法施行直後の判例は、婚約を無効としたが、婚姻予約有効判決以降は、判例・学説において、その有効性が承認されている。(大審院大正4年1月26日判決... 2025.04.10司法・法務資格試験
司法・法務民法を学ぼう!「婚姻外の男女関係(1)」 男女関係には、様々な段階や形態があり、それに応じてパートナーの呼び方も変わる。これら多様な男女関係のうち、民法は配偶者同士、すなわち婚姻の届出をした男女関係のみ規定している。それ以外は一切規定を設けていない。しかし、判例や学説は、婚姻との連... 2025.04.09司法・法務資格試験