今回は、ファイナンシャル・プランニング技能検定(FP)1級対策の問題集についてご紹介する。
なお、本記事は、2023年7月現在の情報によるものである。
「2023-2024年版 1級FP技能士(学科)対策問題集 ファイナンシャル・プランニング技能検定研究会 (編著) ビジネス教育出版社 以下本書という」である。
過去問を解こう
本ブログでは、資格試験対策では、過去問を解くことを推奨している。
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2023-2024年版 1級FP技能士(学科)対策問題集
本書の特徴は以下の通りである。
【厳選した良問を数多く掲載! ベテラン講師による充実した解説】
過去の出題問題から厳選した問題に手を加え、詳しい解説付きで掲載しています。全国の金融機関において、FP1級受検研修で幅広く使用されています。監修者は、FP1級学科試験受検指導歴17年のベテラン現役講師です。
本書は、⼤きく「基礎編」と「応⽤編」に分かれています。
本試験では、名称の意味とは異なり、「基礎編」の⽅が難易度は高く、「応⽤編」の⽅が難易度は低くなっています。したがって、本試験では、「応⽤編」で⾼得点を獲得しなければなりません。そのためには、本書において分野ごとにまず先に「応⽤編」の問題から解いて、マスターしていくことをお勧めします(「応⽤編」の出題がない「Bリスク管理」を除きます)。
「応⽤編」で⾼得点を獲得するカギは、何といっても計算問題です。計算結果を解答する問題だけでなく、計算過程を記述する問題も数多く出題されています。いずれにしても、多くの計算⽅法を確実におさえておく必要があります。ただし、計算問題のほとんどは過去によく出題されている定番問題です。本書を有効活⽤することで、定番の計算問題を効率よく習得することができます。
【2023年9月、2024年1月、2024年5月試験対応】
Amazonの本書の紹介ページ
ご存知とは思われるが、FP1級には合格基準が設けられている。
合格基準
200点満点で120点以上
(参考) 一般社団法人 金融財政事情研究会のWebサイト
つまり、この合格基準をクリアすればよいのである。FP1級試験には、誰が正解できるの?というような難問も出題される。一方、合格のためには、いわゆる定番問題、すなわち、絶対落としてならない問題がある。その対策として本書は適しているのである。
しかし、定番問題といえども、あいまいな知識ではとても対応できない。基本知識をしっかりと確実に習得するのが大原則である。その上で過去問を中心とした問題演習は欠かせない。
本試験は、「基礎編」と「応用編」に分かれている。実際に受検してみると、「基礎編」より「応用編」の方が難易度が低いという印象である。「応用編」では、計算問題がキーとなるが、計算過程まで記述する問題も多く出題されている。ただし、計算問題のほとんどはいわゆる定番問題である。
本書を繰り返し解いて、1級学科試験の合格に向けてレベルアップしていこう。
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