新・登録販売者試験まとめノート(57)「第3章 主な医薬品とその作用 Ⅳ 心臓などの器官や血液に作用する薬(3)

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登録販売者

Ⅳ 心臓などの器官や血液に作用する薬(3)

2) 代表的な配合成分、 主な副作用

高コレステロール改善成分
成分働き
大豆油不けん化物 (ソイステロール)腸管におけるコレステロールの吸収を抑える
リノール酸、
ポリエンホスファチジルコリン
コレステロールと結合して代謝されやすいコレステロールエステルを形成するとされ、肝臓におけるコレステロールの代謝を促す
パンテチン LDL等の異化排泄を促進し、 HDL産生を高める作用がある
ビタミン成分
成分作用
ビタミンB2
(リボフラビン酪酸エステル等)
・コレステロール生合成抑制と排泄・異化促進作用※1、 中性脂肪抑制作用、過酸化脂質分解作用※2を有する
・リボフラビンの摂取によって尿が黄色くなることがあるが、これは使用の中止を要する副作用等の異常ではない
ビタミンE
(トコフェロール酢酸エステル)
コレステロールからの過酸化脂質の生成を抑えるほ か、末梢血管における血行を促進する作用がある
→血中コレステロール異常に伴う末梢血行障害
(手足の冷え、痺れ)の緩和等を目的に使用される

※1 異化促進作用は、 大きな物質を小さく分解するのを促す作用のこと

※2 過酸化脂質分解作用は、過酸化脂質をバラバラに分解する作用のこと。 必要以上に脂質に 酸素がくっついた物質である過酸化脂質は血管の壁をボロボロにする有害物質である

3) 生活習慣改善へのアドバイス、受診勧奨等

コレステロール異常の改善は、生活習慣の改善を図ることが重要
→高コレステロール改善薬の使用は、 食事療法、 運動療法の補助

高コレステロール改善薬は、ウエスト周囲径(腹囲)を減少させるなどの痩身効果を目的とする医薬品ではない

参考
・登録販売者試験問題作成に関する手引き(令和7年4月)
・ズルい!合格法シリーズ ズルい!合格法 医薬品登録販売者試験対策 鷹の爪団直伝!参考書 Z超 株式会社医学アカデミーYTL(著)薬ゼミ情報教育センター



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