Javaの学習を始めたばかりの人にとって、「九九の表」を出力するプログラムは定番の練習問題である。今回は、GitHubのCodespacesを使って、簡単にJavaプログラムを作成・実行する方法をご紹介しよう。
GitHub Codespacesとは?
GitHub Codespacesは、ブラウザ上ですぐに開発環境を作れるクラウドIDEである。
初心者でも、JavaやPythonなどのプログラミングを手元に別途環境を構築せずに学習できる。
Javaで九九の表を作る
Javaではfor
文を使うことで、簡単に繰り返し処理ができる。
以下のサンプルコードは、「九九の表」を表示するプログラムである。
public class Main {
public static void main(String[] args) {
// 九九の表(行・列を強調)
// まずはヘッダー(1~9の列番号)
System.out.printf(" "); // 左上空白
for (int j = 1; j <= 9; j++) {
System.out.printf("%3d", j);
}
System.out.println();
System.out.println(" ---------------------------"); // ヘッダー下の線
// 九九の表本体
for (int i = 1; i <= 9; i++) {
// 行番号を左端に表示
System.out.printf("%2d |", i);
for (int j = 1; j <= 9; j++) {
System.out.printf("%3d", i * j); // 掛け算結果を幅3で揃える
}
System.out.println(); // 改行
}
}
}
ヘッダーを表示
列番号を表示して、どの列の掛け算か分かるようにする。
左端に行番号を表示
行ごとの数字を強調する。
出力を幅3で揃える
printf("%3d", ...)
で数字が縦に揃い、見やすい表にする。
区切り線を入れる
ヘッダーと本体を分けることで、表の構造が明確になる。
Codespacesでの実行手順
1.GitHubでリポジトリを作成する。
2.リポジトリのページで「<> Code 」→ Codespaces タブから新しい Codespace を作成する。(+(Create codespace on main))

3.VS CODEが立ち上がったら、左上の「ファイル」メニューから「新しいファイル…」 を選択しよう。ファイル名を Main.javaにして、上記の通り記述して保存しよう。
4.ターミナルで、次のコマンドでコンパイル&実行しよう。
javac Main.java # コンパイル
java Main # 実行
実行結果
1 2 3 4 5 6 7 8 9
---------------------------
1 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9
2 | 2 4 6 8 10 12 14 16 18
3 | 3 6 9 12 15 18 21 24 27
4 | 4 8 12 16 20 24 28 32 36
5 | 5 10 15 20 25 30 35 40 45
6 | 6 12 18 24 30 36 42 48 54
7 | 7 14 21 28 35 42 49 56 63
8 | 8 16 24 32 40 48 56 64 72
9 | 9 18 27 36 45 54 63 72 81
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