TOEIC® Listening & Reading Testとは
TOEIC® Listening & Reading Test(以下TOEICテストという)は、リスニング(約45分間・100問)、リーディング(75分間・100問)、合計約2時間で200問に答えるマークシート方式の一斉客観テストである。
結果は合格・不合格ではなく、トータル10~990点の「スコア」として表示される。
今回ご紹介するのは、「TOEIC L&R TEST 出る単特急 金の1000問(朝日新聞出版)TEX加藤 著(以下本書という)」である。
TOEIC L&R TEST 出る単特急 金の1000問
著者のTEX 加藤先生と言えば毎回TOEICを受験されて連続満点の990点と抜群の信頼度があり、安心して取り組むことができる。
本書は、TOEICテストの「単語の問題集」である。
本書の特徴は以下の通りである。
最新・最強の問題集。毎回受験、990点満点の著者が、14年間継続研究して作成した「TEXファイル」を元に執筆。「出る語彙だけ」載っています。
朝日新聞出版の本書の紹介ページ
また、ミリオンセラー「金のフレーズ」の単語をすべてカバー。選択肢も解説もすべて重要情報! 朗読音声付き。スマホアプリ対応。
他の特急シリーズ同様、新書版サイズである。ただ、432ページと今までの同シリーズよりはボリューム感はある。赤シートが付属しており、効率的に学習できる。
本書の活用の中心は、Part5(短文穴埋め問題)対策として、問題を解きまくることだろう。
ただし、Part5の短文穴埋め問題が4択であるのに対し、本書は2択である。また、設問も短文またはフレーズである。
このあたりは効率よく重要単語を覚える工夫であろう。筆者は設問から検討していく派なので、2択であることによって効率よく問題を解いていくことができた。
なお、本書には同じ特急シリーズの「TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ」の1000の見出し語がすべて盛り込まれているので、復習にも最適である。
また、問題は、「600点レベル」、「730点レベル」、「860点レベル」、「990点レベル」とレベル別に分かれている。もちろんレベルアップを図ることは大切であるが、難しい単語を覚えることばかり続けていると、頻出問題で思わぬ失敗をしかねない。本書の問題は最初から取り組んで全方位的に対策しておくべきだろう。
なお、音声は無料でダウンロードして聞くことができる。スマホでは、AI英語教材のabceed(エービーシード) 、英語アプリmikanで、PCでは朝日新聞出版のサイトが対応している。
なお、「abceed」はスマホのほかPCでも利用できる。ただし利用には会員登録が必要である。
これまでにたくさんのTOEICテスト対策書が出版されている。
人によってTOEICテストの悩みは異なる。したがって、必要な対策書も人それぞれに違って当たり前なのである。あなたの一冊が見つかるきっかけに本稿が少しでも役立てられたなら幸いである。
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