今回ご紹介するのは、「究極の英語リスニング Vol.1 1000語レベルで1万語 アルク英語出版編集部 以下本書という」である。
基礎から英語のリスニング力を見直し、TOEIC® Listening & Reading Test(以下TOEICテストという)準備にも最適である。
TOEICテストは、リスニング(約45分間・100問)、リーディング(75分間・100問)、合計約2時間で200問に答えるマークシート方式の一斉客観テストである。
結果は合格・不合格ではなく、トータル10~990点の「スコア」として表示される。
スコアの目安(TOEICの公式サイト)
究極の英語リスニング Vol.1 1000語レベルで1万語
本書の特徴は以下の通りである。
たった1000語でこれだけのことが聞き取れる!
とにかく効率よくリスニング力を伸ばしたい、あるいは、ニュース英語に手を出してみたけれど、難しすぎて挫折してしまった―そんな方には、この『究極の英語リスニングVol.1 1000語レベルで1万語』がオススメ! 本書は、リスニングが苦手と感じる人の下の悩みを解決します!
使われる語句が難しい
使われている語はSVL(Standard Vocabulary List)1の最初の1000語のみ。この1000語は、英語の基礎を成す必須単語で、どのような英文にも登場する基本単語ばかり。知っている単語ばかりだからこそ、聞き取りに集中できます。
早口すぎる
100WPM(1分間に100語)程度のゆっくりスピードから、180WPM以上のナチュラル・スピードまで、さまざまな速さの英文を収録しました。ゆっくりスピードから取り組めます。
どこを聞き取ればいいのか分からない
英文は、100語前後から600語以上のものまで計50本。長さに関わらず、それぞれ3つずつ質問をご用意しました。聞き取りポイントが一目瞭然です。
内容に興味を持てない
日常会話や旅行会話、観光地の説明や物語など、さまざまな内容の英文を聞きます。次はどんな話が飛び出すか、ドキドキしながらCDを聞くのも一興ですよ。
アルクの本書の紹介ページより
本書は、B6変型サイズであり、いわゆる同じアルク刊の「起き寝る」シリーズと同じサイズである。
ページ数は248ページ。集中的に取り組むのにはちょうど良い。
リスニング対策は、やはり聴きっぱなしでは意味がない。正確に聴きとれたかをテキストで視覚的に確認する必要がある。
本書では、Q&A形式で、理解度を確認できる。最後は、英文のトランスクリプションで、文字を見ながら音声を聞いて、最終確認しよう。
なお、音声は、付属のCDまたは、無料でダウンロードして聞くことができる。スマホでは、英語学習アプリ「booco(ブーコ)」で、PCでは、アルクの「ダウンロードセンター」が対応している。
本書を、ご自分のリスニング力を根本から見直すのに活用されてはいかがだろう。
なお、本書は、「究極の英語リスニング」シリーズの最初の一冊である。
ご自分のレベルに合わせてセレクトできる。参考にしていただけると幸いである。
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