本ブログでは、これまでにプログラミング、主にC言語を扱ってきた。今回は、そのプログラミング言語が動く環境、コンピュータについての書籍をご紹介したい。
「コンピュータはなぜ動くのか 第2版 知っておきたいハードウエア&ソフトウエアの基礎知識(矢沢久雄著・日経BP (2022/10/13))以下本書という」である。
プログラミングにも役立つ情報がちりばめられている。
コンピュータはなぜ動くのか 第2版 知っておきたいハードウエア&ソフトウエアの基礎知識
本書の初版は、2003年に発刊され、それ以来多くの読者に支持されている。この度、19年ぶりに改訂された。
章 | 項目 |
---|---|
第1章 | コンピュータの3大原則とは |
第2章 | コンピュータを作ってみよう |
第3章 | 一度は体験してほしいアセンブラ |
第4章 | 川の流れのようにプログラムは流れる |
第5章 | アルゴリズムと仲良くなる7つのポイント |
第6章 | データ構造と仲良くなる7つのポイント |
第7章 | オブジェクト指向プログラミングを語れるようになろう |
第8章 | 作ればわかるデータベース |
第9章 | ネットワークコマンドでネットワークの仕組みを確認する |
第10章 | データを暗号化してみよう |
第11章 | そもそもXMLって何だっけ |
第12章 | SEはコンピュータ・システム開発の現場監督 |
巻末付録 | コンピュータの回路図 |
本書は、全部で12章から構成されており、各章の内容は「ウォーミングアップ」「この章のポイント」「本文」となっている。
各章のトビラページには、「ウォーミングアップ」としてクイズに挑戦する。クイズには「初級」、「中級」、「上級」がある。
基本的な内容は、筆者が初めてコンピュータに触れた30年前とほとんど変わりはない。プログラム部分がVBScriptからPythonとなり、データベースはAccessからMySQLに変わってはいる。
本書を読むことで、ハードウェア、ソフトウェア、データベース、ネットワーク、セキュリティとコンピュータの様々な知識の整理が図れる。
本書をきっかけにして、もっとコンピュータと仲良くなれば、もっと楽しくコンピュータを使って、プログラミングができるだろう。
コメント