基本情報技術者試験対策(7)「2進数と16進数および8進数の変換(2)」

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IT系

16進数を2進数に変換する

16進数を2進数に変換する手順は、 「16進数の各桁を、4桁の2進数に変換する」である。 1桁の16進数を4桁の2進数に変換するには、 4桁の2進数の桁の 重みである8、4、 2、 1を、 どのように集計すれば、 16進数の1桁の値になるかを考えよう。

下表は、 6Cという16進数を2進数に変換する手順である。 6=0+4+2+0なので、 0110という2進数になる。 同様に、 C=12= 8+4+0+0なので、 1100という2進数になる。 0110と1100を並べて書い て、 01101100という2進数に変換できる。

16進数の桁2進数の変換手順(桁の重み)2進数表現
66 = 0×8 + 1×4 + 1×2 + 0×10110
C12 = 1×8 + 1×4 + 0×2 + 0×11100

6C(16進数) = 01101100(2進数)

8進数を2進数に変換する

8進数を2進数に変換する手順は、 「8進数の各桁を、 3桁の2進数に変換する」 である。 1桁の8進数を3桁の2進数に変換するには、3桁の2進数の桁の重みである4、2、1を、どのように集計すれば、8進数の1桁の値になるかを考えよう。

下表は、673という8進数を2進数に変換する手順である。 6=4+2+0なので、 110という2進数になる。 同様に、 7=4+2+1 なので、 111という2進数になる。 3=0+2+1なので、 011という2進数になる。 110と111と011を並べて書いて、 110111011という2進数に変換できる。

8進数の桁2進数の変換手順(桁の重み:4・2・1)2進数表現
66 = 4 + 2 + 0110
77 = 4 + 2 + 1111
33 = 0 + 2 + 1011

673(8進数) = 110111011(2進数)

Windows パソコンをお使いなら、標準で装備されている電卓アプリで、10進数、 2進数、8進数、 16進数の変換ができる。 電卓アプリのメニューから「プログラマー」 を選択すると、 基数の変換ができる画面になる。手作業で行った変換が正しいかどうかを確認したいときに利用してみよう。

参考)情報処理教科書 出るとこだけ!基本情報技術者[科目A][科目B]2025年版

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