メールアドレスのなりすまし
メールアドレスのなりすましにより、標的型攻撃メールや※BECの被害に遭うリスクがある。
※BEC(Business Email Compromise:ビジネスメール詐欺)は、取引先や経営者になりすました偽メールで送金などを指示し、企業から金銭を騙し取るサイバー攻撃である。
メールアドレスのなりすましへの対策
メールアドレスのなりすましへの対策は、以下の通りである。
- メールアドレスをよく見る。
- なりすましのメールアドレスの出題例は、以下の通りである。
- (例)普段使われているメールアドレス: YYYY@interior-bsha.com
- (例)なりすましのメールアドレス : YYYY@interiar-bsha.com
- 「メールが不審である」 と気付けるかを確認するために、組織で標的型攻撃訓練を行う。
URL のなりすまし
URLのなりすましにより、フィッシングやスミッシング※の被害に遭うリスクがある。
※スミッシング(Smishing)は、SMS(ショートメッセージサービス)とフィッシングを組み合わせた造語で、宅配業者や金融機関を装った偽のSMSを送り、偽サイトへ誘導して個人情報やクレジットカード情報を盗む詐欺手法のこと。
URLのなりすましへの対策
URLのなりすましへの対策は、以下の通りである。
- URLをよく見る。
- Webブラウザのブックマーク(お気に入り)から目的の Webサイトにアクセスする。
SEOポイズニング※への対策にもなる。
※SEOポイズニング(SEO Poisoning)は、検索エンジンのアルゴリズムを悪用し、不正なWebサイトを検索結果の上位に表示させるサイバー攻撃手法のこと。 - プロキシサーバのURLフィルタリング機能を使う。
- ただし、URLフィルタリングのリストに登録する前に、なりすましをされたURLに利用者がアクセスすれば、被害に遭う。
本人へのなりすまし
攻撃者が利用者本人になりすましをした場合、 標的型攻撃メールやBEC※の被害に遭うリスクがある。
※BEC(Business Email Compromise:ビジネスメール詐欺)は、取引先や経営層になりすました偽メールで、企業の従業員を騙し、金銭を不正に海外口座などへ送金させる詐欺手口である。
本人へのなりすましへの対策
本人へのなりすましへの対策は、以下の通りである。
- メール送信者のなりすまし対策として、メールとは別の手段で本人確認する。例えば、 電話・郵便で確認する。
- 取引先から受信したメールを攻撃者に自動転送する設定が行われると、取引先とのメールのやり取りを盗聴できる。 攻撃者はそれを利用し、あたかも取引先になりすましをして、偽のメールを送りつける。 その対策として、自動転送する設定を禁止する技術的対策を行う。
のぞき見防止フィルタ
正面方向のみに光を通し、画面左右からののぞき見を防止する。PCのディスプレイに配置する。 ソーシャルエンジニアリングの一種であるショルダハッキング※対策になる。
※実際に人がパスワードや暗証番号の入力しているところを盗み見て、パスワードなどの個人情報を盗み出す手口のこと。
クリアスクリーン
PCを無操作のまま一定時間が経過すると、スクリーンをロックする機能。次回使用時には、ログインパスワードの入力が必要となる。これにより、のぞき見や不正な利用者によるPCの操作を防ぐ。
顔認証
顔認証によりログインする。 また、一定時間が経過するたびに、顔認証を行う機能を有効にする。 利用者以外の顔を検知したり、離席中だったりした場合、画面をロックする。
顔写真
ログイン時に自動的に利用者の顔写真を撮影し、ログに残す機能を有効にする。 これにより、 なりすましがあったかを後で分析できる。
アンチパスバック
共連れなどにより入室(または退室) の記録がない場合、認証を拒否して、退室 (または入室) できないようにすること。ただし、入退室時の共連れを防げるが、入室時も退室時も共連れした場合は防げない。
人へのなりすまし
Webサイトのログインなどの入力画面で、人でなくボットが自動で何回もログインを試行し、 その結果、ブルートフォーレス攻撃の被害に遭うリスクがある。
人へのなりすましへの対策
人へのなりすましへの対策は、以下の通りである。
- Webサイトの入力画面にCAPTCHA※を表示してその中の文字を入力させる。
※CAPTCHA とは “Completely Automated Public Turing test to tell Computers and Humans Apart” の略であり、「人間とマシンを判別するチューリングテスト」のことである。 - なお、その人が誰なのかという利用者認証ができるわけではない。 あくまでもボットでなく人が入力したことがわかるだけである。
- ただし、利用者がCAPTCHA の文字が読めなかったり、利用法が分からなかったりする場合は、次の画面へ進めなくなる。
→判読の難易度を上げ過ぎると、正規のユーザにも「敷居が高く」なり、サイトから人々を遠ざけてしまう。
(参考)
情報処理教科書 出るとこだけ!基本情報技術者[科目B]第4版 橋本 祐史 (著) 翔泳社


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