基本情報技術者試験対策(85)「情報セキュリティ(9)バックアップ」

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IT系

バックアップ

障害発生時にデータを復元できるように、事前にデータを複製(コピー)しておくことである。
 バックアップ先として、磁気テープ・外付けハードディスクなどが使われる。

データをバックアップするタイミングは、以下の通りである。

  • マルウェア感染にバックアップする。
  • 定期的にデータをバックアップする。

バックアップへのランサムウェア対策

ランサムウェアに感染する事前と事後とで、対策は分けられる。

バックアップ先へのランサムウェア感染を未然に防ぐ対策は、以下の通りである。

  • バックアップの時だけバックアップ装置を接続する。
  • バックアップ時以外は社内LANから切り離す。

ランサムウェア感染後でも、バックアップから確実に復旧させるための対策は、以下の通りである。

バックアップをWORMメディアに保管する。
なお、WORM(Write Once Read Many)メディアとは、 書込みは1回限りで、読取りは何回も可能な記憶媒体。例えば、CD-R・DVD-R・BD-R。 一度書き込んだ情報は、消去も書き換えもできないため、故意に消される危険性があるデータを保存する場合に使う。

災害によるバックアップの破損への対策

災害(火災や地震)によりバックアップを破損させないための対策は、以下の通りである。

  • バックアップを複数個用意し、それぞれ遠隔地に保管する。 
  • バックアップをクラウドストレージに保管する。

バックアップの方式

次の3種類の方式を組み合わせてバックアップする。 例えば、月次でフルバックアップを取り、日次で差分バックアップを取る。

フルバックアップ

すべてのデータをバックアップする。

  • 障害発生時の復元では、フルバックアップだけが必要。
  • バックアップファイルのサイズが大きく、バックアップに時間がかかる。

差分バックアップ

前回のフルバックアップ以降に、作成・変更されたデータだけをバックアップする。

  • 復元では、フルバックアップと、直近の差分バックアップが必要。
  • フルバックアップに比べ、 サイズが小さく、時間がかからない。

増分バックアップ

前回のフル差分増分バックアップ以降に作成・変更されたデータだけをバックアップする。

  • 復元では、フルバックアップと、すべての増分バックアップが必要。
  • 差分バックアップに比べ、さらにサイズが小さい。

バックアップの世代管理

最新のデータだけでなく、それ以前のデータもバックアップによる復元の対象にすることである。 例えば, 毎日1回バック アップを取る場合(日次バックアップという、1世代では1日前に、 7世代は1日ごとに7日前まで復元できる。

その用途は、前日でなく数日前に削除したデータを復元したり、知らぬ間に感染したマルウェアの影響を受ける前のデータを復元したりすることである。

バックアップの類語

バックアップと似た意味をもつ用語は、以下の通りである。

バックアップ
障害発生時に復元するためにデータを複製すること。

アーカイブ
永久保管・長期保管するためにデータを保管すること。

レプリケーション
障害発生直後に速やかに稼働システムを切り替えるために、複数の機器において、 同一のデータを同時に保持すること。

参考
 情報処理教科書 出るとこだけ!基本情報技術者[科目B]第4版 橋本 祐史 (著) 翔泳社

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