今回は、英語学習者の定番リスニング&総合学習誌『CNN ENGLISH EXPRESS 2026年12月号(朝日出版社)』を取り上げよう。
今号も、世界で今起きているニュースを素材に、生きた英語と教養が身につく魅力的なコンテンツが詰まっている。
注目の特集やトピックの見どころ、本書を活用したおすすめのリスニングトレーニング法をご紹介しよう!
今月の特集:リスニング力もアップ! 4つの「読むトレ」で伸ばす英文速読力
「英語の読み書きは一応できるけれど、スピードが上がらない…」そんな悩みを抱えている人に朗報である。
今号の特集では、英文を速く読めるようになるための「4つの読むトレ」を徹底解説。実は、速読力を上げるためには、同じインプット系スキルである「リスニング」を同時に鍛えるのが非常に効果的である。
読む・聞くを連動させる一挙両得のトレーニングで、英語処理スピードをワンランク上に引き上げる実践的なアプローチが学べる。
本誌を活用した「おすすめリスニングトレーニング」4ステップ
CNNのナチュラルスピードに挫折せず、着実に聞き取れるようになるためのおすすめリスニングトレーニングである。
付属の音声を使い、段階を追って取り組むことでリスニング力が向上するだろう。
- 区切り聴き(チャンクリスニング)
- 最初から全体を一気に聞くのではなく、意味の区切り(センスグループ)ごとに音声をとめながら聞き取る。英語の語順のまま頭から理解する感覚を養うのに適している。
- ディクテーション
- 音声を聞いて一字一句書き取る。自分が「聞き取れているつもり」になっていた音の消失や連結(リンキング)、弱形を客観的に把握し、弱点を特定できる。
- オーバーラッピング
- スクリプト(英文)を見ながら、音声と全く同じタイミング・スピード・リズムで音読する。英語特有のイントネーションやスピード感に耳と口を慣らしていこう。
- シャドーイング
- スクリプトを見ずに、聞こえてくる音声のすぐ後ろを影(シャドー)のように追いかけて発声する。音に集中する「プロソディ・シャドーイング」から、意味を意識する「コンテンツ・シャドーイング」へ進めることで、リスニングの自動化を目指してみよう。
注目のCNNスペシャル・インタビュー:世界初のAI俳優「ティリー・ノーウッド」
AIの進化が止まらない現代を象徴するトピックとして、世界初のAI俳優として誕生した「ティリー・ノーウッド」が登場。 20代女性のルックスにイギリス英語のアクセントを掛け合わせた親しみやすいキャラクターだが、俳優業界からは強い反発の声が上がるなど、大きな議論を呼んでいる。そんな彼女(?)が長編映画『Misaligned』で主演を務める企画の背景について、本人や開発者へのインタビューから迫る。テクノロジーと倫理、そしてエンタメの未来を考えるきっかけになるインタビューである。
In Session with CNN:「ポスト活字時代」の到来と読書の行方
SNSの普及により、私たちは文字や本とどう向き合っているだろうか?
米アトランティック誌のライターへのインタビューを基に、人間が書物を読む時代が終わりつつある現代を「ポスト活字時代」と定義。読書習慣の喪失が私たちの脳の論理的思考力や政治のあり方にどう影響を与えているのかという、非常に知的好奇心を刺激されるディープなテーマを英語で読み解いていく。
ニュース・セレクション&その他の注目トピック
今号も世界を揺るがす最新ニュースから、興味深い文化・社会トピックまで幅広く網羅されている
- 適応する蚊を出し抜く! 蚊の対策研究の最前線:しぶとく人間の対策に適応する蚊に立ち向かう研究者たちを取材。
- CNN Academy Tokyo:日本初開催となった上智大学でのジャーナリズム集中プログラムをレポート。AI時代における報道の役割に迫る。
- CNN News Focus:ドイツの州議会選挙で極右政党AfDが大躍進したニュースから、ヨーロッパに広がる「自国第一主義」の波を解説。
- 旬なショートニュース:水玉で世界を覆った芸術家・草間彌生氏の訃報、エルニーニョ現象と世界の飢餓、ニューヨーク市公立学校でのAI利用禁止など。
総評:時事英語と教養を同時にアップデートできる一冊
『CNN ENGLISH EXPRESS』の魅力は、単なる「英語の教材」にとどまらず、「今、世界で何が起きているのか」をキャッチアップできる教養誌である点である。
12月号は特に、AI、メディア、社会構造の変化といった現代的なテーマを扱っており、話題の引き出しを増やすのにも役立つ。
また、ステップごとのリスニングトレーニングを組み合わせることで、確かな英語力を身につけることができるおすすめの一冊である。


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