司法・法務民法を学ぼう!「 占有権(16)本権にかかわる効力(3)」 取得時効の要件としての占有(2)Aの土地をBが占有している。Bの取得時効完成を阻止しようとするAは、どのようなことを主張・立証しなければならないのか。取得時効の要件が満たされなければよいので、Aは以下のいずれかを主張・立証すればよい。①所有... 2026.05.25司法・法務民法資格試験
司法・法務民法を学ぼう!「 占有権(15)本権にかかわる効力(2)」 取得時効の要件としての占有(1)取得時効の要件占有には、他の要件と結びついて、所有権などの本権の取得をもたらす効力がある。 ここでは、 取得時効について検討を行う。A所有の甲土地をBが長年占有していたとき、Bはどのような要件を満たせば甲を時... 2026.05.22司法・法務民法資格試験
司法・法務民法を学ぼう!「 占有権(14)本権にかかわる効力(1)」 本権の推定本権にかかわる占有の効力として、まず、所有権などの本権の推定が挙げられる。すなわち、 占有者が占有物について行使する権利は、適法に有するものと推定される (188条)。所有権の証明は容易ではないため、占有をしているという事実のみを... 2026.05.21司法・法務民法資格試験
司法・法務民法を学ぼう!「 占有権(13)費用償還請求権」 費用償還請求権A所有の甲建物を、無断でBが占有している。Bが、台風で損壊した甲の屋根を修繕し、また、浴室をリフォームした。この場合、BはAに費用の償還を請求できるか。 民法は、支出された費用が必要費か有益費かを区別した上で、定めを置いている... 2026.03.06司法・法務民法資格試験
司法・法務民法を学ぼう!「 占有権(12)果実収取権等(3)悪意占有者の果実返還義務」 悪意占有者の果実返還義務他人の所有物を、適法な権原に基づかないと知り、または疑いを持ちながら占有をする者(悪意占有者)は、果実を取得できるか。これはもちろんできない。悪意占有者は、果実を返還し、かつ、すでに消費し、過失によって損傷し、または... 2026.03.05司法・法務民法資格試験
司法・法務民法を学ぼう!「 占有権(11)果実収取権等(2)善意占有者の果実収取権 善意占有者の果実収取権果実収取権所有物から生じた果実は、所有者に帰属する (89条)。 しかし、 善意占有者は、占有物から生じる果実を取得できるとされている(189条1項)。 ここでいう果実には、農産物などの天然果実、賃料などの法定果実が含... 2026.03.04司法・法務民法資格試験
司法・法務民法を学ぼう!「 占有権(10)果実収取権等(1) ここでは、占有の訴えと同様、占有そのものに対する保護の問題を取り扱う。具体的には、不法占有者の果実を収取する権利等である。 占有者と物の返還を受けた回復者(主に所有者)との関係についての問題ともいえる。占有者に関する法律関係適法占有者の場合... 2026.03.03司法・法務民法資格試験
司法・法務民法を学ぼう!「 占有権(9)占有の成立(3)占有の消滅・準占有」 占有の消滅消滅原因占有の消滅原因は、占有の成立要件に対応し、①物の所持を失ったとき、②占有の意思を放棄したときである (203条本文)。(占有権の消滅事由)第203条 占有権は、占有者が占有の意思を放棄し、又は占有物の所持を失うことによって... 2026.03.02司法・法務民法資格試験
司法・法務民法を学ぼう!「 占有権(8)占有の成立(2)占有の承継」 占有の承継占有は事実状態である。 したがって、占有はすべて原始取得するものであるとも考えられる。しかし、 民法は、占有の承継取得を認めている。承継取得には、特定承継と包括承継がある。 ここでは包括承継の問題を考えていこう。 なお、包括承継に... 2026.02.27司法・法務民法資格試験
司法・法務民法を学ぼう!「 占有権(7)占有の成立(1)占有の成立要件」 占有の成立要件占有の訴えが認められるためには、占有が成立していることが必要である。占有の成立要件は、①物を所持すること(物の所持)、②自己のためにする意思をもっていること (占有意思)の2点である(180条)。(占有権の取得)第180条 占... 2026.02.26司法・法務民法資格試験