資格試験を目指すなら、司法・法務系もぜひ選択肢に加えていただきたい。法律は社会の基盤である。もし法律がなければ、社会は無秩序で混沌とした闇の状態となってしまうだろう。我々が安心して毎日生活できるのも法律が正しく機能しているおかげなのである。にもかかわらず、法律アレルギーの方は多いのではないだろうか。この際食わず嫌いからの卒業を目指してはいかがだろうか。このブログでは、そんな法律初心者でも十分挑戦する価値のある資格をご紹介していこうと思っている。
ビジネス実務法務検定
この資格の特徴は、「ビジネス実務法務検定試験」のホームページに詳しい。なお、「ビジネス実務法務検定試験」は「ビジ法」と略させていただく。
自分を守る、仕事の法律入門 それがビジネス実務法務検定試験®です!
“ビジ法”は、法務部門に限らず営業、販売、総務、人事などあらゆる職種で必要とされる法律知識が習得できます。
例えば、営業で取引先との契約書を締結する場面を想像してください。契約内容に不備や不利益がないか発見し、正しい判断ができれば、トラブルを未然に防ぐことができます。身につけた正しい法律知識は、業務上のリスクを回避し、会社へのダメージを未然に防ぐことができます。同時に、自分の身を守ることにもなります。
東京商工会議所 ビジネス実務法務検定のページより
筆者が受験した頃には会場でのペーパーテストのみであったが、現在はインターネットを通じてご自身のパソコンで試験を受ける試験方式や全国各地にあるテストセンターにお越しいただき、会場に設置されたパソコンで受験する試験方式が加わっている。これも時代の流れということだろう。
ビジ法試験には級の設定があり、3級、2級、1級と数字が小さくなるほど上位の資格となる。この内1級に関しては、以前は2級合格者のみに受験資格が与えられていたが、2022年度から、2級試験の合格要件がなくなるとのことである。とは言っても、難易度的に3級、2級を合格してから目指すべきだろう。
このように、今後も様々な変更点が予想される。その一つひとつのすべてを本ブログで扱うのは大変難しい。ビジ法試験についての詳細は、ぜひ、東京商工会議所のホームページで確認してほしい。
ステップアップ
ビジ法2級あるいは1級取得後は、司法書士、行政書士などを目指すことになる。これらの試験は出題範囲が重なるので学習し易いと言える。ただしこれらは法律のプロを目指す資格なので、かなりの難易度となることは覚悟してほしい。ただ、筆者が受験したことがある「司法書士」についての経験から申し上げれば、受験範囲をしっかり準備して臨めば、まったく合格が無理という試験ではない。裏を返せば筆者はまだ十分な準備ができていないことになるのだが(笑)
学習方法
3級、2級からまでを目指すなら公式テキスト・問題集の利用の一択である。この公式テキスト・問題集の学習だけで試験対策となるので、比較的準備がし易い試験といえる。1級ともなると、筆者もさすがに公式テキストと問題集だけでは心もとないと言わざるを得ない。費用が別途発生するが、「公式通信講座」の「1級コース」の受講などが必要だろう。
このビジ法試験を司法・法務系資格の足掛かりとして、さらにステップアップしてはいかがであろうか。
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