前回のリスニングセクションに続いて、TOEIC® Listening & Reading Test(以下TOEIC L&Rテストという)を扱う。今回のターゲットは「リーディングセクション」である。
「リスニングセクション」で述べたことの繰り返しにはなるが、英語の勉強を始めたばかりの方でも、現在の英語力を測る意味で早めの受験をおすすめしたい。本試験は一回受けておしまいというタイプの試験ではなく、継続して受験する必要がある。
TOEIC® Listening & Reading Test テスト日程
最新の情報は、必ずTOEIC® Listening & Readingテストの公式サイトで確認してほしい。
リーディングセクションの概要
TOEIC L&Rテストはリスニング(約45分間・100問)、リーディング(75分間・100問)、合計約2時間で200問に答えるマークシート方式の一斉客観テストである。
リーディングセクションの問題構成と時間配分
パート | 問題内容 | 問題数 | 解答時間の目安 |
Part 5 | 短文穴埋め問題 | 30問 | 10分 |
Part 6 | 長文穴埋め問題 | 16問 | 8分 |
Part 7 | シングルパッセージ | 29問 | 57分 |
ダブルパッセージ | 10問 | ||
トリプルパッセージ | 15問 |
以上がリーディングセクションの概要である。以下、対策を考える。
リーディングセクションの対策
Part 5対策
「文法力」と「語彙力」を鍛える。模試などで1問あたり平均20秒で解く訓練をする。
Part 6 対策
Part 5対策をしっかり準備しておく。模試などで1文書あたり2分を目安に解く訓練をする。
Part 7対策
キーワードだけを拾い読みする解き方は通用しない。問題文全体を読むことが大切だ。言い換え表現(パラフレーズ)が攻略のカギである。あと、「同義語問題」は必ず出題される。日頃から「英語を英語で理解する 英英英単語」などを活用し、英語を英語のまま置き換える訓練をしておこう。
以上をふまえて、「TOEIC(R)テスト新形式精選模試リーディング2 ジャパンタイムズ 」を紹介しよう。
TOEIC(R)テスト新形式精選模試リーディング2
実戦方式の模試を解くことは試験対策として、最善の方法と言える。ただし、スケジュールを立てる際には、注意点がある。けっして無理なスケジュールを立てないこと。「確実に継続できる」ことが大切である。可能であれば1日一模試が理想である。それが難しければ2日で一模試(リスニングセクションとリーディングセクションに分ける)、それも難しければ、4日で一模試(リスニングセクションとリーディングセクションをそれぞれ2日ずつに分けて行う。)でもOKである。
本書は本試験で予想されるあらゆるタイプのリーディングセクションの問題を100問×5回の模試で完全網羅している。すべての設問について、正解を導くための手順と考え方がていねいに説明されている。スコアアップに直結する解答戦略と学習ポイントをアドバイスしたコラム、「これがエッセンス」と「990点講師の目」がうれしい。すべての設問に「正答率」を掲載している。本番でのスコアも予測できる。
学習をサポートする無料ダウンロード特典
- 頻出語彙リスト
- スラッシュリーディング用テキスト
- 本番形式のマークシート
模試は一回解いて終わりではもったいない
模試は繰り返し解くことがおすすめである。5セット中、3セットを目標にして、いつそのセットを解いても「全問正解」を目指そう。一度「全問正解」すれば喜びを体験できる。繰り返し解くことが楽しみになってきたらしめたもの。確実に実力がついているはずだ。
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