以前に本ブログでもご紹介した通り、プログラミングは国の施策にもなっている。(プログラミング教育:文部科学省) そして、本ブログでは、そんなプログラミングの楽しさをお伝えすべく、これまで、C言語について取り上げてきた。先回は、C言語の入門書をご紹介した。これについては、続編も考えているのだが、これとは別に、「C言語」の「基礎」を通して、C言語の魅力をお伝えできればと思う。
すでにパソコンにCプログラミングに必要な環境のインストールを行った。そして、初めてのプログラムで「Hello, World」を画面に表示できた。
「Hello, World」で出てきたprintf関数には、このような文字を表示する以外に、整数や実数といったデータを書式を表示できる。
C言語では、数値は大きく分けて整数と実数に分かれる。まずは整数の表示である。
printf("%d",15+30);
C言語では画面に何かを表示するためにはprintfという関数に表示をゆだねる。そして、そのための処理の依頼を関数呼び出しといい、その際に必要な補助的な指示は、関数の後ろの( )の中に実引数として与える。
「”%d” 」は、後ろに与えている実引数の値の表示を10進数で行うことを表す。なお、この例では、実引数はこの「”%d”」と「15+30」の2個となる。このように、2個以上あるときはコンマで区切る。そして、実行すると画面に「45」と表示される。
実数を表示する場合は、「”%f”」を使います。
printf("%f",3.141592);
なお、文字を表示するには、「%c」という書式を使う。
printf("%c",'A');
そして、文字列を表示するには、「%s」という書式を使う。
printf("%s","Hello,World");
文字は、シングルクォーテーションで囲むが、文字列は、ダブルクォーテーションで囲んで記述する。C言語では1文字と、文字の集まりである文字列は明確に区別される。
いかがであろうか。この小文でC言語に少しでも興味を持っていただけたら幸いである。
(参考文献)新・明解C言語 入門編 第2版 柴田望洋著(SBクリエイティブ)、基礎C言語 (株)アンク著(インプレス )
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