本ブログでは、ファイルの入出力の基本についてご紹介している。
データを保存するために必要なファイルの処理はとても重要である。
これから、「ファイルの処理」として、プログラムの例をさらにご紹介していこう。
今回は、キーボードからファイルを読み込んで、そのファイルの存在をチェックするプログラムをご紹介する。
なお、本プログラムは、Windows 11 Home(23H2)上で、 Visual Studio Code(1.92.1)を使用して作成し、gcc (Ubuntu 11.3.0-1ubuntu1~22.04.1) 11.3.0で コンパイルしている。
//任意のファイルの存在をチェック
#include <stdio.h>
int main(void)
{
FILE *fp;
char fname[256];
printf("ファイル名:");
scanf("%s",fname);
fp = fopen(fname,"r");
if(fp == NULL)
printf("そのファイルは存在しません\n");
else {
printf("そのファイルは存在します\n");
fclose(fp);
}
return 0;
}
実行結果
ファイル名:abc.txt
そのファイルは存在しません
ファイルを開く(オープン)操作は、fopen関数で行う。
ファイルのオープンに成功した後は、FILE*型のポインタを通じて、ストリームに対する各種の指示を行う。
ファイルをクローズするには、ストリームへのポインタを引数として与えてfclose関数を呼び出す。
(参考)新・解きながら学ぶC言語 第2版 柴田望洋 (監修・著)、 由梨かおる(著)
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