#include命令のほかに、#define命令というものがある。
#define命令を使うことで、プログラムコード中の特定の文字列を、コンパイル前に別の文字列に一括置換できる。
このときに置き換えを行う文字列をマクロという。
今後のプログラム修正で、変更するかもしれない箇所をマクロにしておくと、後から変更する箇所を一つずつ探す手間が省ける。また、修正漏れも防げる。
マクロの定義
#define マクロ名 置き換える文字列
マクロ名は、プリプロセッサによって置き換え対象になる文字列である。他の変数名と区別するために、すべて大文字で表記する。
#define NUM 100
#define命令をプログラムコードの始めに記述しておくと、変更する際に探し出す手間が省ける。
また、変更する箇所が複数ある場合にも便利である。
他にも数字をプログラムコードに記述するより文字にしておくと意味が分かりやすくなる。
円周率をマクロにしておく例
#define PI 3.1415926535897932384626433832795
これで、PIと表記すると円周率の値を表すことができる。
(参考)「C言語 新版 ゼロからはじめるプログラミング」 三谷 純 (著) 翔泳社
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