英語を学ぼう!「英語の読み方 リスニング篇-話し言葉を聴きこなす」

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英語を学ぼう

TOEIC L&Rの受験する場合など、英語力アップの対策は、リスニングとリーディングとは別々に行うものとされてきた。

今回は、英語のリーディング力を鍛えれば、リスニング力も上達するという方法論を解説した書籍をご紹介しよう。

英語の読み方 リスニング篇-話し言葉を聴きこなす 北村 一真 (著) 中央公論新社 以下本書という」である。

英語の読み方 リスニング篇-話し言葉を聴きこなす

本書の特徴は以下の通りである。

「話し言葉」を聴きこなす。
音声英語に接し、聴き取れないからと英語習得を断念したことはないだろうか。安心していただきたい。一定の速度で英文が読めれば、自ずとリスニングの力も上達するからだ。本書では、まず読む力を鍛え、話す英語の本質とリスニング力向上のポイントを指南。ニュースや映画予告編、首相・国王や実業家のスピーチなど「本物の英語」を教材に、聴く力を身に付ける。随所に独習のコツ、巻末に即役立つ20の厳選例文を収録。

■本書の目次■

はじめに

第1章 話す英語の本質――最初におさえておきたい特徴
1.1 話し言葉に影響する3つの要因
文脈の共有/相手との共同作業/リアルタイムでの進行
1.2 文脈の共有から生まれる表現
代名詞と指示語の多用/省略的な表現
1.3 相手との共同作業で生まれる表現
疑問文や命令文とその応答/共同構文による補足や訂正
1.4 リアルタイムに制約される表現
ためらいによる中断、つなぎ言葉/繰り返し/言い直し/言い換え/構文のブレンド
1.5 まとめ
独習のコツ

第2章 まずは読む力――リスニングを意識して読む
2.1 リスニングを苦手に感じる2 つの要因
音声として認識できない/スピードに追いつけない
2.2 スピードを意識する
素材と読み方/Wikipedia 英語版に挑戦――任天堂
2.3 こうしてスピードを上げる
英語の語順通りに――ジョブズの革/カタマリをカタマリとして捉える(1)――ドラマの予告編/カタマリをカタマリとして捉える(2)――英首相のスピーチ
2.4  発音に耳を傾ける
ウクライナとユークレイン/発音の強弱
2.5 まとめ
独習のコツ
コラム 世界の多様な英語
内円圏・オーストラリアの英語――豪首相のスピーチ/外円圏・インドの英語――印首相のスピーチ/拡大円圏・フランスの英語――ピケティのインタビュー

第3章 スピーディに読む技法――「先読み」は文法がカギ
3.1 動詞による構造の予測
動詞と後に続く構造のパターン/ニュース英語を聞く(1)――緊急事態宣言/スピーチ英語を聞く――チャールズ3 世の女王追悼
3.2 名詞による構造の予測
名詞のタイプを見極める/動詞派生の名詞/「of +意味上の主語+動名詞句」をしたがえる名詞/ニュース英語を聞く(2)――東京オリンピックの無観客開催
3.3 長い主語に惑わされない
慌てずに述語動詞を待つ/映画情報を聞く――「ワンダーウーマン」の次作/ニュース英語を聞く(3)――安倍元首相の死
3.4 従属副詞節はSV を待て
レクチャー英語を聞く――英語をどう教えるか
3.5 使える受験テクニック
インタビュー英語を聞く――アメリカ人の価値観
3.6 まとめ
独習のコツ

第4章 定型表現は武器だ――「丸覚え」で次のステージへ
4.1 複雑に見える構文も実は定型表現
スピーチ英語を聞く(1)――レディー・ガガの呼びかけ/インタビュー英語を聞く(1)――ピンカーの警鐘
4.2 定型表現で音の難所をクリア
インタビュー英語を聞く(2)――熊と戦った少女/スピーチ英語を聞く(2)――ピンカーの文章作法
4.3 まとめ
独習のコツ

第5章 結論が見える――文脈から推理する
5.1 文章構成法の基本
文章構成法の4 パターン
5.2 文章構成法による先読み
6 分会話に挑戦――楽観主義者と悲観主義者/次の階層に行くサイン/女優のインタビューを聞く――ワンダーウーマンを演じて/つねに全体像を意識する
5.3 まとめ
独習のコツ

第6章 アドリブ力を高める――あらゆる破格的な表現にも対応
6.1 繰り返しや言い換え
インタビュー英語に挑戦(1)――ベゾスの野望/インタビュー英語に挑戦(2)――多様な英語に慣れること
6.2 構文のブレンド
インタビュー英語に挑戦(3)――ドーキンスの宗教批判
6.3  まとめ
独習のコツ

あとがき

巻末付録
カタマリで覚えて理解力を上げる定型表現20

Amazonの本書の紹介ページ

本書に登場する英文はほぼ全てインターネット上で視聴できる動画や音声の書き起こしになっている。

大多数は、YouTubeで配信されているものである。気軽にリスニングを試せる反面、リンク切れなどには注意を要するだろう。

ともあれ、本書を参考に英語力アップを目指してみよう。

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