C言語をMacにインストールしよう

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C言語

MacでC言語プログラミングの学びを始めよう。

WindowsパソコンだけじゃなくてMacでもプログラミング環境を整えてみる。使用したMacは下記のとおり。

使用マシンスペック

ハードウェアの概要:
機種名: MacBook Air
プロセッサ名: デュアルコアIntel Core i5
プロセッサ速度: 1.3 GHz
メモリ: 4 GB
ストレージ:128GB(空き43.6GB)

MacOS Big Sur Ver11.5.2

この記事を執筆するため、MacOS Sierra ver10.12.6からmacOS Big Surにバージョンアップした。このMacはmacOS Big Surが動くギリギリのマシンである(汗)。(下記参照)なお、最新のmacOSはMontereyである。(2022年6月9日現在)残念ながらこのmacは対象外となり、バージョンアップもここまでである。

macOS Big Sur と互換性のあるコンピュータ
macOS Big Sur は以下のモデルの Mac にインストールできます。

MacBook Air

MacBook Air (M1, 2020)
MacBook Air (Retina, 13-inch, 2020)
MacBook Air (Retina, 13-inch, 2019)
MacBook Air (Retina, 13-inch, 2018)
MacBook Air (13-inch, 2017)
MacBook Air (13-inch, Early 2015)
MacBook Air (11-inch, Early 2015)
MacBook Air (13-inch, Early 2014)
MacBook Air (11-inch, Early 2014)
MacBook Air (13-inch, Mid 2013)
MacBook Air (11-inch, Mid 2013)

Appleのホームページより

Xcodeはサイズが問題

Macの開発環境といえばXcodeだが、とにかくストレージの容量消費が半端ないのだ。今回はmacの空き容量も少なく、C言語の開発環境を整えたいだけなので、VSCodeで「コマンドライン・デベロッパー・ツール」を利用する。

下記のとおり、ターミナルを立ち上げて、「gcc –version」と入力して、gccがインストール済かを確かめてみる。

The default interactive shell is now zsh.
To update your account to use zsh, please run `chsh -s /bin/zsh`.
For more details, please visit https://support.apple.com/kb/HT208050.
user-no-MacBook-Air:~ user$ gcc --version
xcode-select: note: no developer tools were found at '/Applications/Xcode.app', requesting install. Choose an option in the dialog to download the command line developer tools.
user-no-MacBook-Air:~ user$ 

GCC
フルスペル:GNU Compiler Collection, GNU project C and C++ Compiler, GNU C Compiler
GCCとは、GNUプロジェクトが開発および配布している、さまざまなプログラミング言語のコンパイラ集のことである。

GCC、UNIXの世界では最も普及しており、ほぼすべてのUNIX系OSに移植されている。ちなみに、2010年12月現在ではGNU Compiler Collectionの略称として知られているGCCであるが、かつての正式名称はGNU project C and C++ Compiler(またはGNU C Compiler)であった。これは初期のGCCが、C言語やC++言語のコンパイラのみで、現在のようにFortran、Java、Adaなどをサポートしていなかったからである。

IT用語辞典バイナリ

「gcc」がインストールされていなければ、下記のとおり、インストールを促すメッセージがポップアップしてくる。

「インストール」を押して実行する。次に「使用許諾契約書」が出てくるので、「同意する」を選択する。

必要なソフトウェアをダウンロードしながら自動でインストールする。ただし、けっこう時間がかかるのでひたすら待つこと。(マシンのスペックによる)

インストールが終了すると、下記のとおりメッセージが変わるので、「完了」を押して終了する。

再びターミナルを立ち上げ、「gcc –version」と入力して、gccがインストール済かを確かめてみる。下記のとおり「Apple clang version 12.0.5 (clang-1205.0.22.11)」などの表記が確認できれば成功だ。

The default interactive shell is now zsh.
To update your account to use zsh, please run `chsh -s /bin/zsh`.
For more details, please visit https://support.apple.com/kb/HT208050.
user-no-MacBook-Air:~ user$ gcc  --version
Configured with: --prefix=/Library/Developer/CommandLineTools/usr --with-gxx-include-dir=/Library/Developer/CommandLineTools/SDKs/MacOSX12.1.sdk/usr/include/c++/4.2.1
Apple clang version 12.0.5 (clang-1205.0.22.11)
Target: x86_64-apple-darwin20.6.0
Thread model: posix
InstalledDir: /Library/Developer/CommandLineTools/usr/bin
user-no-MacBook-Air:~ user$ 

次に、VSCodeのホームページからmac用をダウンロードする。

ダウンロードしたファイル「VSCode-**-**.zip」をダブルクリックして開くとVSCodeが起動する。下記のとおり日本語拡張パックのインストールが促されるので、「インストールして再起動」ボタンを押す。

再起動したVSCodeの画面で、日本語になっていることを確認する。

VSCodeの拡張機能(上の画像、左メニューの一番下)から「C/C++ Extension Pack」インストールする。

メニューバーから「ターミナル」→「新しいターミナル」を選択する。

「gcc –version」と入力して、先ほど同様に、「Apple clang version 12.0.5 (clang-1205.0.22.11)」の表示が確認できたら成功だ。

はじめてのプログラムコード

Finderで適当な場所にプログラミング用フォルダを作成しておく。ここでは、「書類」ー「c-lang」とした。VSCodeの「フォルダを開く」から、「書類」ー「c-lang」を指定する。

この際、下図のように「このフォルダー内のファイルの作成者を信頼しますか?」というメッセージがポップアップされたら、このフォルダを作ったのが自分であることを確認して、「はい、作成者を信頼します」を選択する。

一番左のアイコンが「新しいファイル」を作成できる。ファイル名を「hello.c」として保存する。

さっそく右側の編集画面に以下のコードを入力してみよう。

#include <stdio.h>
int main(void)
{
  printf("Hello,World\n");
  return 0;
}

「\n」の ”\ ”は「altキー」を押しながら「¥」キーを押すこと。Windowsと違うMacの流儀である。

ファイルを保存してから、下図のようにターミナルから「gcc hello.c」とコンパイルする。

エラーの表示が出なければ、「./a.out」と入力して、「 enter」キーを押すとプログラムが実行されて、「Hello,World」と表示される。無事に成功されただろうか。

he default interactive shell is now zsh.
To update your account to use zsh, please run `chsh -s /bin/zsh`.
For more details, please visit https://support.apple.com/kb/HT208050.
user-no-MacBook-Air:c-lang user$ gcc hello.c 
user-no-MacBook-Air:c-lang user$ ./a.out 
Hello,World
user-no-MacBook-Air:c-lang useri$ 

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