「Premiere Pro(プレミアプロ)」は、Adobeの動画編集ソフトである。
今回は、「タイムライン」パネルを構成する各項目の名称と基本的な使い方をご紹介しよう。
なお、本稿の内容は、Windows11が稼働しているPCで、Premiere Pro 24.4.1 で確認した。
タイムライン・パネル
①再生ヘッド
現在の再生位置を表す。ドラッグすると、プログラムモニター上で動画の内容を確認できる。
②シーケンス名
シーケンスの名前が表示される。
シーケンスは一連のクリップで、シーケンスには少なくとも 1 つのビデオトラックと 1 つのオーディオトラックが含まれている必要がある。
③再生ヘッドの位置(タイムコード)
「時:分:秒:フレーム」の形式で表示される。
④ネストとして又は個別のクリップとしてシーケンスを挿入又は上書き
オンにすると、シーケンスを一つのクリップとして認識する。
⑤タイムラインをスナップイン
オンにするとクリップ同士や、再生ヘッドとクリップが吸着する。
⑥リンクされた選択
オンにすると、リンクされたクリップを同時に選択できる。
⑦マーカーを追加
シーケンスやクリップにマーカーを追加する。
⑧タイムライン表示設定
タイムラインの表示を変更・管理できる。
⑨トラックのロック切り替え
ロックすると、そのトラックは編集できなくなる。
⑩トラックターゲット
オンにすると、編集の際にそのトラックが優先される。
⑪同期ロックを切り替え
オンにすると、挿入やリップルなどの編集時にそのトラックの変更を防止できる。
リップルとは、例えば動画をカットしたり、一度挿入した動画を消した際の、2つの動画の間の空白を作るか作らないかということ。
⑫トラックの出力の切り替え
再生時にそのトラックを表示するかどうか切り替える。
⑬挿入や上書きを行うソースのパッチ
ソースのパッチにはオン、オフ、黒/無音の 3 つの状態がある。ソースモニターのアイテムのビデオトラックおよびオーディオトラックごとに 1 つのパッチが表示される。
オン状態
関連付けられているトラックは、アイテムがオン状態の間、編集アクションの一部になる。
オフ状態
トラックがオフ状態の場合、編集の変更点がトラックに反映されない。
黒/無音状態
黒 /無音モードでは、ソースパネルではなくギャップがトラックに表示される。
⑭トラックをミュート
オンにすると、オーディオトラックの音声を消音する。
⑮ソロトラック
オンにすると、そのオーディオトラックの音声のみを再生する。
⑯ボイスオーバー録音
プレミアプロ上で音声を録音できる。
⑰ミックス
オーディオトラック全体の音量を調整できる。
⑱トラック調整バー
タイムライン全体に対する現在の表示範囲を表す。
バーをドラッグして移動すると、タイムラインの表示範囲も移動する。
(参考)Premiere Pro よくばり入門 改訂版 金泉太一(著)インプレス
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