基本情報技術者試験の令和6年度の公開問題を解いてみよう。
今回のテーマは、「ブルーオーシャン」である。
問17 マーケティング戦略におけるブルーオーシャンの説明として,適切なものはどれか。
ア 競争が存在していない未知の市場
イ コモディティ化が進んだ既存の市場
ウ 新事業のアイディアを実際のビジネスに育成するまでの期間
エ 製品開発したものを市場化する過程に横たわっている障壁
正解:ア
ブルーオーシャンとは、競争相手のいない、あるいは少ない、未開拓の市場のことである。
ア 正解。
イ コモディティ化に関する記述である。
コモディティ化とは、市場投入時に高付加価値の製品やサービスが、市場の活性化や競争によって一般化し、機能や品質などの差異がなくなってしまうことである。
ウ ブルーオーシャンとは期間のことではない。
エ 死の谷に関する記述である。
新規事業の成功を妨げる3つの障壁は、「魔の川」「死の谷」「ダーウィンの海」と呼ばれる。「魔の川」「死の谷」「ダーウィンの海」は、技術の社会実装の過程で立ちはだかる難所である。
「魔の川」は、「研究」段階から具体的な商品「開発」段階を隔てる障壁である。
「死の谷」は、「開発」段階から「事業化」段階に立ちはだかる障壁である。
「ダーウィンの海」は、「事業化」段階から「産業化」段階を隔てる障壁である。
(参考)
令和07年 基本情報技術者 パーフェクトラーニング過去問題集 山本 三雄 (著) 技術評論社
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