情報セキュリティマネジメント試験とは
情報セキュリティマネジメント試験は、情報セキュリティマネジメントの計画・運用・評価・改善を通して組織の情報セキュリティ確保に貢献し、脅威から継続的に組織を守るための基本的なスキルを認定する国家試験である。
受験の対象者
- 業務で個人情報を取り扱う全ての方
- 業務部門・管理部門で情報管理を担当する全ての方
- 外部委託先に対する情報セキュリティ評価・確認を行う全ての方
- 情報セキュリティ管理の知識・スキルを身に付けたい全ての方
- iパス(ITパスポート試験)合格から、さらにステップアップしたい全ての方
科目A・科目B
試験時間
120分出題形式
科目A:多肢選択式(四肢択一)、科目B:多肢選択式出題数・解答数
出題数:60問・解答数:60問
(参考)情報セキュリティマネジメント試験(IPAの公式サイト)
科目Aの出題傾向
- 科目Aは、48問(問1~問48)出題される。
- 知識問題がほとんどを占める。
- 苦手意識を持つ受験生が多い、計算問題、数学記号を使った問題、図や表を読み取る問題の出題数は少ない。
科目Bの出題傾向
- 科目Bは、12問(問49~問60)出題される。
- ITを用いた技術面の対策だけでなく、人による管理面の対策が適切かを問う問題が出題される。
- 知識問題はあまり出題されない。
- 最大10個の選択肢から選ぶ形式であり、難しい。
難易度は
情報セキュリティマネジメント試験は、レベル2の位置付けである。
- レベル1であるITパスポート試験よりも深い知識が必要
- レベル2である基本情報技術者試験と同程度の深さの知識が必要
※共通キャリア・スキルフレームワークは、レベル1から7まで設定されている。
(参考)情報セキュリティマネジメント試験 特設紹介ページ(IPAの公式サイト)
今回は、「情報セキュリティマネジメント試験」対策の書籍をご紹介する。
「情報処理教科書 出るとこだけ!情報セキュリティマネジメント テキスト&問題集[科目A][科目B]2023年版 橋本 祐史 (著) 翔泳社 以下本書という」である。
情報処理教科書 出るとこだけ!情報セキュリティマネジメント テキスト&問題集[科目A][科目B]2023年版
本書の特徴は以下の通りである。
情報セキュリティマネジメント試験が、2023年4月から、毎日・何度でも受験できるようになります。
全国にある試験会場で、コンピュータに向かって行うCBT方式で受験します。
午前試験・午後試験が、科目A・科目Bから構成された1つの試験になり、試験時間や問題数も変わります。
本書はこの新しい試験に対応した学習書です。【本書をおすすめする理由】
(1)「初心者が挫折しない本」をコンセプトにした入門書
「知ってて当然」の表現をなくし、初心者にとって難解な専門用語を、ていねいに、やさしく説明。(2)合格に必要な、最低限の知識のみに絞り、効率よく学習できる
過去問題の分析により「出るとこ、出ないとこ」を見極め、合格のために過不足のない「出るとこだけ」を掲載。(3)「読めば分かる」という方法では、通用しない科目Bの長文対策
序章1では「読んでも分からない」長文問題への対策法を詳しく解説。
序章2ではウイルス感染時の初動対応など、問われる考え方を列挙。(4)科目A、科目Bの予想問題を掲載
科目A 48問、科目B 12問の予想問題を巻末に収録。(5)コンピュータ上での試験への備えも万全
全8回分の過去問題〈午前〉と予想問題〈科目A〉をコンピュータ上で解けるWebアプリ付き。
スマホでも使えるので、スキマ時間での学習に最適。(6)著者は、情報処理技術者試験の試験対策の専門家
プロだから分かる「初心者が分からなくなるポイント」を補うために、似て非なる用語の違いも明示。納得しながら学習できる。(7)「サンプル問題セット」の解説をWebダウンロードで提供
本書刊行後の2022年12月26日に公開された「情報セキュリティマネジメント試験 サンプル問題セット」の解説を緊急執筆。PDFファイルをダウンロード提供。(8)全過去問題の解説をダウンロード可。これ1冊で過去問題集としても使える
Amazonの本書の紹介ページ
全8回分の過去問題〈午前〉の解説PDFファイルをWebダウンロードで提供。
3段階の難易度アイコンを掲載し、復習すべき問題と、無視してよい難問・悪問とを区別でき、効率よく学習できる。
ITパスポート試験を合格された方は、次のステップとして、本書で「情報セキュリティマネジメント試験」に対する備えをしては、いかがだろうか。
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