本ブログでは、TOEIC対策として、スコアアップにつながる情報をお伝えしている。今回は、少しTOEIC対策からは離れて、リスニング力の底上げを図る一冊をご紹介しよう。
「毎日のリスニング 頭の中に「英語を聴く回路」をつくる James M. Vardaman 、 神崎 正哉 著(朝日新聞出版) 以下本書という」である。
毎日のリスニング 頭の中に「英語を聴く回路」をつくる
本書の特徴は以下の通りである。
(1)消える音、つながる音…、英語の「音の基礎知識」を押さえ、(2)リスニングトレーニングをする。
朝日新聞出版の本書の紹介ページ
理に適った方法で、頭の中に「英語を聴く回路」をつくる。
数字やお金の読み方、句動詞のレッスンも。
朝日新聞出版といえば、「TOEIC特急シリーズ」で有名である。これまでに本ブログでも紹介している。
特急シリーズは新書版サイズだが、本書は、四六変判と一回り大きなサイズである。
本書には、「英語を聞き取る」ためのノウハウが詰め込まれている。英語の音の特徴を理解するためのレッスンがあり、リスニングトレーニングと続いていく。
英語の音の特徴を目と耳で理解する→良いテキストをひたすた聴く→声に出してトレーニングする
これで、「英語を聞く回路」をつくっていくのが本書の狙いとなっている。
英語のリスニングの上達のためには音読が有効なことはよく知られている。ただし、英語の音の特徴や正しい発音をきちんと意識して音読しなければ、どれだけ時間をかけても効果はなかなか上がってこないだろう。
なお、音声は無料でダウンロードして聞くことができる。スマホでは、AI英語教材のabceed(エービーシード) で、PCでは朝日新聞出版のサイトが対応している。
なお、「abceed」はスマホのほかPCでも利用できる。ただし利用には会員登録が必要である。
これまでにたくさんの英語のリスニング対策書が出版されている。
人によってリスニングについての悩みは異なる。したがって、必要な対策書も人それぞれに違って当たり前なのである。あなたの一冊が見つかるきっかけに本稿が少しでも役立てられたなら幸いである。
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