音読で外国語が話せるようになる科学

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音読で外国語が話せるようになる科学 英語を学ぼう

本ブログでは、英語学習に役立つ情報をお届けしている。

今回、ご紹介するのは、「音読で外国語が話せるようになる科学 門田修平:著 SBクリエイティブ 以下本書という」である。

音読で外国語が話せるようになる科学

本書のコンセプトは以下の通りである。

外国語習得の効果的な学習法として再注目されている「音読」。語学力の向上を目指すにあたり、誰もが一度は実践したことのあるトレーニングだと思いますが、この「音読」のどこがそんなにも優れているのでしょうか?
そもそも「音読」とは、書かれた単語や文、文章などの「書き言葉」を、音声言語すなわち「話し言葉」に置き換えて発音するタスクです。実は、この音読の一連の動作の中には、外国語習得を成功に導く4つのキーポイント、つまり①インプット処理、②プラクティス、③アウトプット、④モニタリングのすべてが含まれているのです。
本書では、「音読」の有効性を科学的な視点から明らかにしていくとともに、外国語を流暢かつ正確に話せるようになるための音読トレーニングとして、どのような点に留意する必要があるかについて、そのノウハウについても詳しく解説していきます。言語習得を目指すなら、まずは本書で「本当に有効な」音読トレーニングについて学んでいきましょう。

SBクリエイティブの本書の紹介ページ

「私たち日本人英語学習者の最大の問題点は、書いたり、読んだりはある程度できるが、聞けない、話せないという音声処理・文字処理能力の乖離にある」との著者の指摘にはなるほどと思った。

とすれば、音声処理能力と文字処理能力の双方向性を確立することこそまずは目標とすべきであるこという著者の説明は容易に理解できる。

とは言え、頭で理解できても、これが実践できなければ、依然としてリスニング力・スピーキング力の向上は望めない。

本書では、冒頭から中盤までは、音読の効用に関する理論的な裏付けが説明されている。この理論に興味がある方は、一読をおすすめするが、筆者の注目は、最後にある「音読の効果的な学習法」である。

Read and Look up」学習法はすぐにでも実践したいところ。

著者おすすめの音読学習用の素材の紹介も注目である。
筆者も以前取り組んだ、「英会話・ぜったい・音読 国広正雄ほか著 講談社インターナショナル」シリーズも紹介されている。

本書を活用して音読の効果が理解できたら、これをきっかけに様々な素材を使っての英語の音読に挑戦してみてはいかがだろう。

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