前回は、レコードの登録方法としてINSERT命令をご紹介した。
INSERT命令は「省略なしできちんと書く方法」と「命令の一部を省略する方法」に分けることができる。このうち、前回は、「省略なしできちんと書く方法」をご紹介している。
そこで、今回は、命令の一部を省略する「省略構文」をご紹介しよう。
まずは、mysqlクライアントを起動しよう。
PS C:\Users\vinta> mysql -u myuser -p
Enter password: *****
続いて、basicデータベースに移動しよう。
mysql> USE basic;
Database changed
省略構文で新規にレコードを登録しよう
usrテーブルにレコードを追加しよう。
以下の通り入力しよう。
mysql> INSERT INTO usr VALUES ('ssuzuki','98765','鈴木昭一',4);
下図のように「Query OK, 1 row affected」と表示されれば成功である。
mysql> INSERT INTO usr VALUES ('ssuzuki','98765','鈴木昭一',4);
Query OK, 1 row affected (0.11 sec)
追加したレコードを確認してみよう。
以下の通り入力しよう。
SELECT * FROM usr;
下図のように確認できる。
mysql> SELECT * FROM usr;
+---------+--------+----------+--------+
| uid | passwd | uname | family |
+---------+--------+----------+--------+
| tyamada | 12345 | 山田太郎 | 3 |
| ssuzuki | 98765 | 鈴木昭一 | 4 |
+---------+--------+----------+--------+
2 rows in set (0.05 sec)
省略構文では、フィールドリストを省略している。
INSERT命令では、テーブルのすべてのフィールドに対して値をセットする場合にのみ、フィールドリストを省略できる。
今回は、ここまでである。mysqlクライアントを終了しよう。
mysql> exit;
Bye
PS C:\Users\vinta>
(参考)3ステップでしっかり学ぶ MySQL入門 [改訂第3版] 山田奈美(著)山田祥寛(監修)技術評論社
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