新・登録販売者試験まとめノート(44)「第3章 主な医薬品とその作用 Ⅰ精神神経に作用する薬(4)

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登録販売者

Ⅰ精神神経に作用する薬(4)

2 解熱鎮痛薬(2)

2)代表的な配合成分等、主な副作用(2)

代表的な配合成分と、その特徴は下記の表の通りである。

代表的な配合成分特徴
アスピリン、
イブプロフェン
胃腸障害を起こしやすい
(アスピリンの方がイブプロフェンより起こりやすい) 
出産予定日12週以内の妊婦には使用しない
・15歳未満の小児に対しては、いかなる場合も使用しない
エテンザミド、
サリチルアミド
インフルエンザにかかっている15歳未満の小児に対しては、使用を避ける
イソプロピルアンチピリン唯一のピリン系 解熱鎮痛成分
アセトアミノフェン小児に用いる坐薬がある
・主として中枢作用により解熱・鎮痛作用をもたらすため、末梢における作用は期待できない

※ピリン系とは「ピラゾロン」という名前の化学式の構造をもった物質のこと

同じピリンでも、アスピリンは「サリチル酸」という名前の化学式の構造を持っていて 「サリ チル酸系」 と表現される 。

アスピリン、イブプロフェンなどについては、第5章 別表の「主な使用上の注意の記載とその対象成分・ 薬効群等」の「してはいけないこと」、 「相談すること」 でも頻出である。

してはいけないこと

「次の人は使用 (服用) しないこと」代表的な配合成分
15歳未満の小児アスピリン、
イブプロフェン
出産予定日12週以内の妊婦
「本剤又は他のかぜ薬、解熱鎮痛薬を使用して ぜんそくを起こしたことがある人」アスピリン、
イブプロフェン、
アセトアミノフェン、
イソプロピルアンチピリン

相談すること

相談すること代表的な配合成分
「水痘(水ぼうそう)もしくはインフルエンザにかかっている又はその疑いのある乳・幼・小児 (15歳未満)」サリチルアミド、
エテンザミド
「次の診断を受けた人」 として 「胃・十二指腸潰瘍アスピリン、
アセトアミノフェン、
イソプロピルアンチピリン、
エテンザミド、
サリチルアミド
「次の病気にかかったことのある人」 として 「胃・十二指腸潰瘍、潰瘍性大腸炎、クローン病」イブプロフェン

してはいけないこと」「相談すること」については対応を 細かく覚えようとしないことが重要

おおまかに、解熱鎮痛成分は小児、出産予定の妊婦、ぜんそく、インフルエンザ、胃・十二指腸潰瘍には相性が悪いと覚えておけば、問題は解ける。

生薬成分(解熱又は鎮痛)

生薬成分特徴
ボウイツヅラフジ科、尿量増加(利尿)作用
シャクヤクボタン科、鎮痛鎮座作用
ジリュウフトミミズ科、古くから「熱さまし」として用いられてきた。

参考
・登録販売者試験問題作成に関する手引き(令和7年4月)
・ズルい!合格法シリーズ ズルい!合格法 医薬品登録販売者試験対策 鷹の爪団直伝!参考書 Z超 株式会社医学アカデミーYTL(著)薬ゼミ情報教育センター

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