Ⅰ精神神経に作用する薬(8)
6 小児の疳(かん)を適応症とする生薬製剤・漢方処方製剤(小児鎮静薬)
1) 代表的な配合生薬等、 主な副作用
小児の疳(かん)
- 成長に伴って自然に治まるのが通常
- 「乾」という意味もあるといわれ、痩せて血が少ないことから生じると考えられている
- 血液の循環を促す作用があるとされる生薬成分を中心に配合
- 小児鎮静薬は、症状の原因となる体質の改善を主眼とする
生薬成分 (小児の疳)
生薬成分 | 科名 |
---|---|
レイヨウカク | ウシ科 |
ジンコウ | ジンチョウゲ科 |
漢方処方製剤 (小児の疳)
- 生後3ヵ月未満の乳児には使用しないこと
- 主な漢方処方製剤: 柴胡加竜骨牡蛎湯 桂枝加竜骨牡蛎湯、 抑肝散、抑肝散加陳皮半夏、
小建中湯 - ほとんどが、 構成生薬としてカンゾウを含む(主として健胃作用を期待)
※健胃作用とは、消化液の分泌をうながし、 胃の機能を高める作用をいいます。
2) 相互作用 受診勧奨
一定期間又は一定回数服用させても症状の改善が見られない場合は、漫然と使用を継続しない
(参考)
・登録販売者試験問題作成に関する手引き(令和7年4月)
・ズルい!合格法シリーズ ズルい!合格法 医薬品登録販売者試験対策 鷹の爪団直伝!参考書 Z超 株式会社医学アカデミーYTL(著)薬ゼミ情報教育センター
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