2025年度のNHK大河ドラマ「べらぼう」は、江戸時代が舞台である。
写楽、歌麿を世に送り出し、江戸のメディア王にまで成り上がった蔦重こと蔦屋重三郎(つたや じゅうざぶろう)の波乱万丈の物語となっている。
ところで、近年、「江戸時代」が見直されているという。
そこで、蔦重とその時代がよくわかる書籍をご紹介しよう。
「NHK大河ドラマ 歴史ハンドブック べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~: 蔦屋重三郎とその時代 NHK出版 以下本書という」である。
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本書の特徴は以下の通りである。
これが蔦重の生きた時代! 作りあげたもの!
2025年大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」の舞台は18世紀半ば、天下泰平の100万都市・江戸。
その光と影が凝縮する「吉原」で生きるのが主人公・蔦屋重三郎。
ドラマでは、やがて江戸のメディア王として成長していく蔦重の波瀾万丈の生涯が描かれる。そんな蔦重の実際の生涯と時代背景を、歴史学の第一線の研究者が分かりやすく解説する歴史ハンドブックが登場。
時代の仕掛け人となった蔦重の生涯と、平賀源内・喜多川歌麿・山東京伝・東洲斎写楽・葛飾北斎をはじめとする蔦重とともに文化を作りあげた華麗な人脈、蔦重の人生を翻弄した田沼意次から松平定信への政治状況、そしてはじまりの地「吉原」の真実の姿を、最新の研究成果から明らかにする。
ほかにも江戸美術に見る蔦重の世界をカラー口絵で展開。
ドラマの時代考証を務める鈴木俊幸×棚橋正博×松嶋雅人が江戸文化を語りあう座談、蔦重と平賀源内の交流を描く歴史マンガなど、歴史ファン・大河ドラマファンに読み応え満点の1冊!
Amazonの本書の紹介ページより
本書は、A5サイズとコンパクトである。持ち歩いてすき間時間に読むこともできる。
本書を参考に、最新研究から明らかになる江戸時代に思いをはせるのはいかがだろう。
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