過去から学ぼう!「歴史能力検定」

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歴史能力検定 2023年実施 第42回 全級問題集 歴史能力検定

言うまでもなく、人は、自分の未来を正確に予測できない。これから数時間後のことならともかく、数年後、いや数日後でも何が起こるかわからない。

できることは、過去を振り返り、そこから学ぶことである。
歴史を学ぶ意義は、教養というだけでなく、最近では「防災」にも役立っていると聞く。

今回は、そんな「歴史」に関する能力を測る検定をご紹介しよう。

歴史能力検定」である。

「歴史能力検定」とは

1997年に「歴史能力認定試験」として創設し、1999年に「歴史能力検定試験」と改め、2024年で28年目を迎えます。
現在地球上には196の国と81億人の人類が存在し、交通と通信技術の向上によって、情報は瞬時に世界中にいきわたります。
そんな中で政治不安や経済不況、人口・食糧問題、地球環境の悪化、民族紛争など、難しい課題がひしめいています。

ボーダーレスが進むこれから、文化も宗教も生活習慣も違い、貧富の差もある者同士が自国中心主義に陥ることなく、
狭い地球の中で平和に共生するためには、お互いの文化、宗教や歴史を十分に理解しあう必要があります。
問題が多い地球全体の共生を目指し、協力して平和の維持と課題解決に努めるために自分の歴史知識や理解力がどの程度かを測り、
着実に歴史認識を身に付けてほしいと願います。

「歴史能力検定」公式サイト

歴史能力検定の受験級は1級から5級までのレベル

1級歴史を専門的に学んでいる。または、専門家に匹敵する歴史知識があると思う。
2級高校で歴史は得意科目であり、歴史にはかなり詳しい方だと思う。
3級高校での歴史の履修が終わっている。または、高校で学ぶ程度の歴史知識はあると思う。
準3級中学校で歴史は得意科目であり、教科書の内容だけでは少し物足りなく感じている。
4級中学校での歴史の履修が終わっている。または、中学校で学ぶ程度の基本的な歴史知識はあると思う。
5級小学校での歴史の履修が終わっている。または、小学校で学ぶ程度の歴史知識はあると思う。
「歴史能力検定」公式サイトより

科目・検定料・出題形式・出題数

科目検定料形式出題数
1級日本史
世界史
8,000円4肢択一
記述・論述
30問
2級日本史
世界史
7,000円4肢択一
記述
50問
3級日本史
世界史
5,000円4肢択一50問
準3級日本史4,000円4肢択一50問
4級歴史基本3,100円4肢択一50問
5級歴史入門2,900円3肢択一40問
「歴史能力検定」公式サイトより

※全階級、100点満点、試験時間は50分である。

合格基準は正解率60%が目安だが、各試験により変動する。

検定資格の活用方法について

「日本史1級~3級」及び「世界史1級~3級」合格
高等学校卒業程度認定試験「歴史」の免除科目 ※世界史と日本史の両方が必要

「日本史1級~2級」合格
全国通訳案内士試験「日本歴史」の免除科目

他、大学・短期大学・高等学校では、入試の際に「歴検」資格取得者を評価の対象や参考にしているところもあります。
また、卒業に必要な単位として通常の授業の代わりに認定している学校もあります。

「歴史能力検定」公式サイト

それでは、受験に役立つ問題集をご紹介しよう。

歴史能力検定 2023年実施 第42回 全級問題集 歴史能力検定協会 (編集) 河合出版 以下本書という。

歴史能力検定 2023年実施 第42回 全級問題集

本書の特徴は以下の通りである。

「歴検」受験をお考えの皆さんへ

●本書は、2023年実施第42回歴史能力検定の6階級全9種類の試験問題を1冊にまとめたものです。

●5級から1級までの順に、問題と解答・解説を収録してあります。

●巻末には全9試験の解答用紙(縮小判)を付けてあります。

Amazonの本書の紹介ページ

本書は、「全級」の昨年の過去問が、網羅されている。本書で受験級の問題を参照すれば、受験の準備の第1歩となるだろう。

検定日は、毎年1回、11月下旬である。ちなみに、本年は、2024年11月24日(日)である。

詳細は、公式サイトをご参照ください

受験資格制限はないので、世界史、日本史ごと(4,5級を除く)に希望する級で受験できる。
社会人の方なら、3級あたりからご自身の得意な科目で受験してみてはいかがだろう。

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