なぜ最新版を使うのか
FPのテキストは最新版を使うようにしよう。最新版とは、9月受験の場合、法令基準日が今年の4月1日なので、それを踏まえた内容になっているかということ。変更点は、試験でも問われる可能性が高いので注意が必要だ。例を挙げる。今年の4月1日には、改正民法が施行され、成人年齢が「20歳」から「18歳」に引き下げられたことはご存じだろう。すると、FPの科目「相続・事業継承」では下記の通り影響が出るのだ。
- 相続税の未成年者控除額を算定する際の年齢
- 贈与税の税率で、特例税率を適用する受贈者の年齢
- 直系尊属から住宅取得等資金の贈与を受けた場合の非課税制度の受贈者の年齢要件
- 相続時精算課税制度の受贈者の年齢要件
- 結婚・子育て資金の一括贈与に係る贈与税の非課税措置の適用年齢
教科書と問題集の併用がおすすめ
よく、教科書の内容を全部読んでから問題集に取り掛かるという方がみえる。なんとなく合理的とも思えるが、人間は機械じゃない。覚えたことは片っ端から忘れていくものだ。知識の定着を図るためには、教科書で学んだ単元ごとに問題集を解いておこう。こちらが最も合理的である。
2022-2023年版 みんなが欲しかった! FPの教科書 3級
以上述べたことを踏まえた上で、おすすめの教科書と問題集の紹介しよう。まずは、教科書だ。
2022-2023年版 みんなが欲しかった! FPの教科書 3級 をおすすめする。
次に問題集は、
2022-2023年版 みんなが欲しかった! FPの問題集 3級 をおすすめする。
おすすめのポイントは以下の通り。
- 説明がシンプルでやさしい言葉でまとめてあるのでドンドン読み進められる。
- 文書では理解しづらい点も、フルカラーで図解してあるので頭に入りやすい。
- 同じシリーズの教科書と章立てが共通なので、問題集がとても取り組みやすい。
参考にしていただければ幸いである。FPは「お金」の専門家だ。しかし、FPで学習する内容は専門家だけでなく、すべての人に必要な知識でもある。なぜって?人生において必ず必要もののひとつはやっぱりお金。なので、受験の必要の有り無しにかかわらず、FPの教科書だけでも一度手に取っていただきたい。きっとあなたの人生にプラスになるハズだ。
おすすめリンク
TAC出版のFP3級のページ
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