本ブログでは、GitHub CodespacesでJupyter Notebookを利用する方法をご紹介している。
そこで、試しにターミナルウインドウに以下の通り入力してみよう。
$ javac --version
javac 21.0.7
javac 21.0.7 が出ているなら Codespace の中に JDK 21(javac 21) が入っていて、そのまま Java のソースをコンパイル・実行ができる。
今回は「リポジトリ作成 → Codespace を開く → 初めての Java コードを実行する」までをご紹介しよう。
リポジトリの作成(Web UI)
- GitHub にログインして、Dashboard画面左上の「Top repositories」の横の「New」をクリックしよう。
- 名前(例: my-java-app)を入力し、Public/Private を選択する。
.gitignore に Java を選んで作ると便利である。 - 作成後、リポジトリのページで Code → Codespaces タブから新しい Codespace を作成する。(+(Create codespace on main))
CodespacesでVS CODEが起動したら(自動)
CodespacesでVS CODEが起動したら、以下通り実行すれば 「Hello, Codespaces! Java: 21.0.7」 が出力される。
1.左上の「ファイル」メニューから「新しいファイル…」 を選択する。
2.ファイル名を Main.javaにして、以下の通り記述して保存しよう。
public class Main {
public static void main(String[] args) {
System.out.println("Hello, Codespaces! Java: " + System.getProperty("java.version"));
}
}
3. コンパイルしよう。
javac Main.java
4.実行しよう。
$ java Main
Hello, Codespaces! Java: 21.0.7
成功すると、上記の通り「 Hello, Codespaces! Java: 21.0.7 」のように出力するはずである。(java.version が実行時の Java バージョンを返す)
なお、javac はソースを .class に変換するコンパイラである。
Git にコミットして GitHub に プッシュ
GitHub Codespaces では、通常の Git コマンドを使ってローカルの変更をコミットし、GitHub に push(プッシュ)することができる。
前提条件
- GitHub Codespaces 上でリポジトリを開いている。
- Git リポジトリが初期化済み。(通常は自動)
- リモートリポジトリ(
origin
)が設定済み。(GitHub のリポジトリとリンクされている)
基本の手順(ターミナル操作)
1. ターミナルを開く
VS CODE の上部メニューから「ターミナル → 新しいターミナル」で開く。

2. 変更ファイルの確認
git status
これで、変更されたファイルや新規作成ファイルの一覧が見られる。
3. 変更をステージング(add)
すべての変更をステージに追加するには:
git add .
特定のファイルだけを追加する場合:
git add ファイル名
4. コミット
git commit -m "コミットメッセージ"
例:
git commit -m "Fix: バグ修正とUI改善"
5. GitHub に プッシュ
git push origin ブランチ名
例:
git push origin main
Visual Studio Code (Codespaces UI) の手順
Codespaces は VS CODE ベースなので、以下の手順も可能である。
1.左の「ソース管理」アイコンをクリックする。

2.変更されたファイルが一覧表示される。
3.「+」アイコンでステージに追加する。
4.上部のテキストボックスにコミットメッセージを入力する。
5.「✔️コミット」から「コミットしてプッシュ」を選択する。

2パターンの違い
- 「✔️コミット」だけ → ローカル (Codespaces 内) に保存、push はまだ。
- 「コミットしてプッシュ」 → ローカル保存と GitHub へのアップロードを同時に実行。
初心者の方は「コミットしてプッシュ」を選んでおくのが安心だろう。
また、必要に応じて、GUI 操作とターミナル操作を使い分けよう。
(参考)すぐ使えるチェックリスト
VS CODE のターミナルで、
javac --version # 確認(例: javac 21.0.7)
java --version # 実行時の Java を確認
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