要素別の時刻を文字列に変換するasctime関数を利用すると、現在の日付・時刻の表示を簡潔にできる。
さっそく、このプログラムをご紹介しよう。
なお、本プログラムは、
Windows 11 Home(23H2)上で、Visual Studio Code(1.93.1)を使用して作成し、gcc (Ubuntu 11.4.0-1ubuntu1~22.04) 11.4.0で コンパイルしている。
//現在の日付・時刻を表示(その2)asctime関数を利用
#include <time.h>
#include <stdio.h>
int main(void) {
time_t current = time(NULL); //現在の時刻を取得
printf("現在の日付・時刻: %s",asctime(localtime(¤t)));
return 0;
}
実行結果
現在の日付・時刻: Tue Oct 22 08:28:02 2024
asctime関数は、要素別の時刻を文字列表現に変換する関数である。
生成・返却される文字列は、先頭から順に、曜日/月/日/時/分/秒/年が空白文字とコロン記号:で区切って並べられたものである。
なお、曜日と月には、それらの英語の先頭文字(先頭の文字が大文字で、2文字目と3文字目は小文字である。)が格納される。
また、asctime関数が返却する文字列の末尾には改行文字がある。画面に出力すると、日付・時刻の表示後に改行される。
(参考)新・明解C言語 中級編 柴田 望洋(著)
コメント