イントロダクション
英語学習を始める上で、最初に必ず越えなければならない壁は「動詞の使い分け」であろう。
日本語では「〜です」「〜する」といった語尾の変化で文を組み立てるが、英語では動詞の性質によって文全体の構造(ルール)が大きく変化する。
英語の動詞は、大きく分けてbe動詞と一般動詞の2種類である。
本記事では、この2つの動詞の役割の違いと、それぞれの文の組み立て方を整理して解説する。
1. be動詞と一般動詞の違い
基本のルールとして、英語の1つの文で※述語動詞は原則として1つである。
※文の主語の動作や状態を表し、一つの文(節)の骨格となるV(動詞)に当たる中心的な動詞のこと。
まずはbe動詞と一般動詞が持つ基本的な役割を理解しよう。
① be動詞(am / is / are)
【役割】「=(イコール)」の関係を作る、または「存在する」ことを表す。
【主な意味】「〜です」「〜にいる・ある」
【特徴】 主語と後ろの語(補語)をイコールで結ぶつなぎ役。
【例】I am a student.
(私 = 学生)
主語(I)と後ろの名詞(a student)がイコールの関係で結ばれている。
② 一般動詞(play / run / study / like など)
【役割】 主語の「具体的な動作」や「状態・感情」を表す。
【主な意味】 「〜する」「〜を好む」
【特徴】be動詞以外のすべての動詞であり、具体的な「動作」や「状態」を表す。
【例】I play soccer.
(私はサッカーをする)
「サッカーをする」という具体的な動作を表している。
2. 疑問文・否定文の作り方の違い
be動詞と一般動詞では、否定文(〜ではない)や疑問文(〜ですか?)を作るときのルールが異なる点に注意が必要である。
| 区分 | be動詞の文 | 一般動詞の文 |
| 肯定文 | He is a doctor. | You play tennis. |
| 否定文 | not を後ろに置く He is not a doctor. | do not (don’t) を前に置く You don’t play tennis. |
| 疑問文 | be動詞を文頭に出す Is he a doctor? | Do を文頭に置く Do you play tennis? |
3.理解を深める練習問題
次の日本語を英語で言ってみよう。
【問題 1】be動詞の文
彼は親切な先生ですか? — はい、そうです。
【正解】Is he a kind teacher? — Yes, he is.
【解説】
「彼 = 親切な先生」というイコールの関係を表す文であるため、be動詞を用いる。
主語が he であるため be動詞は is を選び、疑問文にするために文頭へ配置する。
【問題 2】一般動詞の文
あなたは毎日英語を勉強しますか? — いいえ、しません。
【正解】Do you study English every day? — No, I don’t.
【解説】
「勉強する(study)」という動作を表す文であるため、一般動詞を用いる。
一般動詞の疑問文を作る際は、文頭に助動詞 Do を置き、動詞の原形を続ける。
4. まとめと音読練習
1つの文の中に 「be動詞+一般動詞の原形」は使えない。(例: × I am play soccer. は誤り)
ただし、現在進行形では「be動詞+一般動詞の-ing形」となる。
文を作るときは「イコールを表すか、具体的な動作を表すか」を意識することが上達の鍵である。
最後に、英文の構造を意識しながら声に出して3回ずつ音読して定着を図ってほしい。
- Is he a kind teacher? — Yes, he is.(彼は親切な先生ですか? — はい、そうです。)
- Do you study English every day? — No, I don’t.(あなたは毎日英語を勉強しますか? — いいえ、しません。)


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