英語で会話をしていると、「今までに~したことがありますか?」と相手の経験を尋ねたり、「一度も~したことがありません」と自分の経験を伝えたりすることがある。
今回は、そんなときに使う 現在完了形の「経験」 をご紹介しよう。
ケンとエミリアのダイアログを通して、現在完了形の基本的な使い方と、過去形との違いを確認しよう。
【ダイアログ】Have you ever been to New York?
休日に旅行の写真を整理しているエミリア。
ケンは写真を見ながら、エミリアが訪れたことのある場所について尋ねている。
Ken and Emilia
Ken: Have you ever been to New York?
Emilia: Yes, I have. I went there last summer.
Ken: Have you ever visited the Statue of Liberty?
Emilia: Yes, I have. It was amazing!
Ken: I’d love to see it someday.
Emilia: You should! It’s one of the most famous landmarks in the world.
(日本語訳)
ケン: 今までにニューヨークへ行ったことがある?
エミリア: うん、あるよ。去年の夏に行ったんだ。
ケン: 自由の女神を訪れたことはある?
エミリア: うん、あるよ。すごかった!
ケン: いつか見てみたいな。
エミリア: ぜひ行ってみて!世界で最も有名なランドマークの一つだよ。
【Key Expressions】重要表現
Have you ever ~?「今までに~したことがありますか?」
相手の経験を尋ねるときに使う表現である。
現在完了形の基本的な形は、次のとおりである。
主語 + have / has + 過去分詞
疑問文では、have / has を主語の前に置く。
Have / Has + 主語 + ever + 過去分詞 ~?
ever は「今までに」という意味で、経験を尋ねる疑問文によく使われる。
例文を見てみよう。
- Have you ever tried sushi?
- 今までに寿司を食べたことがありますか?
- Have you ever been to Canada?
- 今までにカナダへ行ったことがありますか?
- Has she ever ridden a horse?
- 彼女は今までに馬に乗ったことがありますか?
答えるときは、次のように表現する。
- Yes, I have.(はい、あります。)
- No, I haven’t.(いいえ、ありません。)
I have never ~.「一度も~したことがありません」
これまでの経験が一度もないことを伝える表現である。
主語 + have / has + never + 過去分詞
never は「一度も~ない」という意味である。
例文を見てみよう。
- I have never seen snow.
- 私は一度も雪を見たことがありません。
- I have never ridden a horse.
- 私は一度も馬に乗ったことがありません。
- She has never been to Australia.
- 彼女は一度もオーストラリアへ行ったことがありません。
never 自体に否定の意味があるため、not を重ねる必要はない。
過去分詞を覚えよう
現在完了形では、動詞の過去分詞を使う。
過去分詞には、規則的に変化するものと、不規則に変化するものがある。
| 原形 | 過去形 | 過去分詞 |
|---|---|---|
| visit | visited | visited |
| try | tried | tried |
| see | saw | seen |
| go | went | gone |
| be | was / were | been |
| ride | rode | ridden |
| eat | ate | eaten |
特に、go・see・be などは不規則変化するため、原形・過去形・過去分詞をセットで覚えるとよい。
現在完了形と過去形の違い
現在完了形と過去形は、どちらも過去に関係する表現である。
しかし、伝えたい内容によって使い分ける必要がある。
現在完了形:経験を伝える
Have you ever visited London?
「今までにロンドンを訪れたことがありますか?」
この文では、いつ訪れたかは問題ではない。
これまでの人生の中で、ロンドンを訪れた経験があるかどうかを尋ねている。
過去形:過去の出来事を伝える
Did you visit London last year?
「昨年、ロンドンを訪れましたか?」
この文では、last year(昨年)という具体的な過去の時点について尋ねている。
現在完了形は、過去のある時点を明確に示す表現とは基本的に一緒に使わない。
比較してみよう
| 現在完了形 | 過去形 |
|---|---|
| Have you ever been to Kyoto? | Did you go to Kyoto last year? |
| 今までに京都へ行ったことがありますか? | 昨年、京都へ行きましたか? |
| 経験を尋ねる | 過去の出来事を尋ねる |
現在完了形で経験を尋ねた後、過去形で具体的な時期を説明することもできる。
Have you ever been to New York?
Yes, I have. I went there last summer.
(日本語訳)
「今までにニューヨークへ行ったことがありますか?」
「はい、あります。去年の夏に行きました。」
このように、経験を尋ねる現在完了形と、具体的な過去の出来事を説明する過去形を組み合わせることで、会話を自然に広げることができる。
【 Plus】もう一歩先へ
経験を尋ねた後は、自分の希望や感想を伝えてみよう。
I’d love to ~.「ぜひ~したい」
I’d love to は、何かをしたいという気持ちを強く表す表現である。
- I’d love to visit New York.
- ニューヨークをぜひ訪れてみたい。
- I’d love to try it.
- ぜひそれを試してみたい。
I’d は I would の短縮形である。
I hope I can ~.「~できるといいな」
将来の希望を伝える表現である。
- I hope I can go there someday.
- いつかそこへ行けるといいな。
- I hope I can see the Statue of Liberty.
- 自由の女神を見られるといいな。
You should ~.「~するといいよ」
相手に何かを勧めるときに使う表現である。
- You should visit New York.
- ニューヨークを訪れるといいよ。
- You should try sushi.
- 寿司を食べてみるといいよ。
should は「~すべき」という意味だけでなく、相手への助言やおすすめを表すときにも使われる。
会話を広げてみよう
Ken: Have you ever been to New York?
Emilia: Yes, I have. I went there last summer.
Ken: I’d love to visit New York someday.
Emilia: You should! It’s a wonderful city.
経験を尋ねるだけでなく、自分の希望や相手へのおすすめを伝えることで、会話をさらに広げることができる。
練習問題に挑戦しよう!
今回学んだ現在完了形を使って、次の日本語を英語にしてみよう。
問題1
あなたは今までに富士山に登ったことがありますか?
問題2
私は一度も海外に行ったことがありません。
問題3
あなたは今までに寿司を食べたことがありますか?
「はい、あります。昨年、京都で食べました。」
(解答例)
問題1
Have you ever climbed Mt. Fuji?
問題2
I have never been abroad.
問題3
Have you ever eaten sushi?
Yes, I have. I ate it in Kyoto last year.
(解説)
問題1では、経験を尋ねるために Have you ever ~? を使っている。
問題2では、一度も経験がないことを表すために have never ~ を使っている。
問題3では、最初に現在完了形で経験を尋ね、具体的な時期や場所を過去形で説明している。
まとめ
今回は、現在完了形の「経験」を表す用法を学んだ。重要な表現を整理しておこう。
| 表現 | 意味 |
|---|---|
| Have you ever ~? | 今までに~したことがありますか? |
| I have never ~. | 一度も~したことがありません。 |
| Yes, I have. | はい、あります。 |
| No, I haven’t. | いいえ、ありません。 |
| I’d love to ~. | ぜひ~したい。 |
| You should ~. | ~するといいよ。 |
現在完了形は、過去の経験を現在につなげて伝える表現である。
まずは Have you ever ~? と I have never ~. を使って、自分の経験を英語で伝える練習をしてみよう。英語で自分の経験を伝えられるようになると、会話の幅が大きく広がる。


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