TOEIC® Listening & Reading Testとは
TOEIC® Listening & Reading Test(以下TOEICテストという)は、リスニング(約45分間・100問)、リーディング(75分間・100問)、合計約2時間で200問に答えるマークシート方式の一斉客観テストである。
結果は合格・不合格ではなく、トータル10~990点の「スコア」として表示される。
スコアの目安(TOEICの公式サイト)
今回ご紹介するのは、「TOEIC(R) L&Rテスト ボキャブラリーブースター 早川幸治著 (アルク)以下本書という」である。
TOEIC(R) L&Rテスト ボキャブラリーブースター
本書の特徴は以下の通りである。
TOEIC頻出の単語・熟語を、試験に出る語句のカタマリで1000個掲載
・単語の意味だけではなく、試験でどのように出されるのかが体得できる
・TOEIC730点以上の取得のために必要な語彙が網羅されている
・語彙の処理能力が向上するTOEIC頻出のシーンに当てはめて作成された3in1の英文を毎回掲載・3行の英文で5つの語句を学べるので効率的
アルクの本書の紹介ページ
・リスニング、リーディングスキルを鍛えながら、語彙力が身につけられる
本書は、B6変型サイズであり、いわゆる同じアルク刊の「起き寝る」シリーズと同じサイズである。
ページ数は304ページ。集中的に取り組むのにはちょうど良い。
TOEICテストのスコアアップには語彙力は欠かせない。しかし、わかっていても意外と対策できないのが、この語彙力の向上なのである。単に単語の意味だけ覚えていても、実際に使えなければ意味がないからである。
そこで、本書が掲げるのが、「ムリなく」「ムダなく」語彙力を向上させるということである。
具体的には、3つのフレーズが含まれた英文とともに学習を進めていく。これにより、文脈の中で重要表現を学ぶことができる。フレーズでの学習は、パート5(文法・語彙問題)対策のほか、英語の処理スピードの向上などのメリットがあるとのことである。
なお、音声は無料でダウンロードして聞くことができる。スマホでは、英語学習アプリ「booco(ブーコ)」で、PCでは、アルクの「ダウンロードセンター」が対応している。
スコアが伸び悩む方は参考にしていただけると幸いである。
これまでにたくさんのTOEICテスト対策書が出版されている。
人によってTOEICテストの悩みは異なる。したがって、必要な対策書も人それぞれに違って当たり前なのである。あなたの一冊が見つかるきっかけに本稿が少しでも役立てられたなら幸いである。
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