みなさまの中には、ファイナンシャル・プランニング技能士(以下FPという)の3級に合格されて、2級に挑戦される方もおみえになるだろう。そこで今回はFP2級について紹介していく。なお、本稿では、FP資格は、国家資格であるファイナンシャル・プランニング技能士に限らせていただく。
仕事で活用するなら2級FP技能検定を目指そう
これまでも本ブログではFP資格について書いてきた。FPの知識は知っているだけでもみなさまの役に立つが、試験合格のために勉強されるとより深く、体系的な知識が身につく。そして、お仕事でFP資格を活用しようと思うなら2級FP技能検定を目指そう。
2級と3級の違いについて
2級と3級では出願される範囲はそれほど変わらない。それではどこが違うのか。出願形式で見ていこう。
学科試験
級 | 問題数 | 内訳 |
3級 | 60問 | 30問・・・〇×形式 30問・・・3肢択一 |
2級 | 60問 | すべて4肢択一 |
実技試験(個人資産設計提案業務)
級 | 問題数 |
3級 | 20問 |
2級 | 40問 |
2級には3級よりも深い知識が必要
2級は4肢択一の出題形式のため細かい点を聞いてくる問題が出題されやすい。合格のためには各項目についてのしっかりした理解が要求される。
(参考)試験問題:2022年5月試験(金融財政事情研究会のFP技能検定のサイト)
ゼロからスタート! 岩田美貴のFP2級1冊目の教科書
2級FP技能検定試験は、学科試験と実技試験からなり、学科試験では、6科目から10問ずつ均等に出題される。そして、合計点で6割以上の正解で合格だ。科目による苦手をなくし、すべてに6割の正解を目指そう。
2級に合格のために必要な学習時間は120時間ともいわれる。平日に一時間で5日もしくは土日祝に集中して5時間なら3か月くらいの学習時間である。効率的な学習のために必要な内容が盛り込まれているテキストが、今回ご紹介するゼロからスタート! 岩田美貴のFP2級1冊目の教科書 2022-2023年版 (KADOKAWA)である。
著者の岩田美貴先生は、資格の学校のLECで人気の講師である。
本書では過去問を徹底分析し、重要ポイントを「ワンポイント」や「講師コメント」で指摘している。また、各項目のイメージを右ページの図版で提示してわかりやすく提示している。さらに年3回の各試験日に向けた、「FP2級 合格への道」として学習スケジュールを掲載。計画的に学習が進められる。
おすすめサイト
金融財政事情研究会のファイナンシャル・プランニング技能検定のページ
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