賃貸不動産経営管理士とは
賃貸不動産経営管理士は、賃貸住宅の管理業務等の適正化に関する法律(以下、法律)において、賃貸住宅管理業務を行ううえで設置が義務付けられている「業務管理者」の要件とされた国家資格です。賃貸住宅管理に関する知識・技能・倫理観を持った専門家としてその能力を発揮し、賃貸不動産の管理を適切に行うことを通じて、賃貸不動産所有者の資産の有効活用、不動産に居住し利用する賃借人等の安全・安心を確保するといった非常に重要な役割を担っています。
一般社団法人賃貸不動産経営管理士協議会 のサイトより
試験対策としては、先ずは、過去問学習であろう。
今回ご紹介するのは、「2023年版 賃貸不動産経営管理士 合格のトリセツ 過去問題集 東京リーガルマインド編著 以下本書という」である。
2023年版 賃貸不動産経営管理士 合格のトリセツ 過去問題集
総ページ数は本体が589ページと大部である。それは、以下の通り試験範囲が広いことが影響している。
「賃貸不動産経営管理士」試験は、大きく分けると以下の5分野となっている。
- 賃貸借関係
- 管理受託
- サブリース
- 管理業務・金銭管理等
- 維持保全
なお、本書の特徴は以下の通りである。
8年分の過去問から頻出問題と重要問題を厳選収録!
★NEW★
過去の受験生の解答状況データを掲載!
解説ページには、問題ごとの正解率と、肢別解答率(選択肢ごとの解答率)を掲載!受験生が間違えやすい肢が一目でわかります。また、問題ごとに解法のポイントを示し、肢ごとに正誤の根拠を詳しく記載しています。
国家資格【賃貸不動産経営管理士】はLECにおまかせ!
『トリセツ』で2023年度試験の合格を目指しましょう!—
【購入者特典】
全編無料解説動画 全15本!LEC専任講師の友次正浩が、重要問題や間違えやすい問題をピックアップして解説!
得点につながるポイントが収められています。動画の内容は重要問題や間違えやすい問題に絞っているので手軽に学習できます!
LECの本書の紹介ページ
なぜ問題集から始めるのか
賃貸不動産経営管理士試験対策としては、テキストを読み込んでから問題集に取り掛かるという方法が一般的であろう。
筆者は、まずは問題集から取り組むことをおすすめしたい。なぜなら、自分で考えるクセがつくからである。当たり前のことであるが、テキストには正解しか載っていない。テキストを読んで一度は納得しても、それが出題されて自力で解けるとは限らないのである。
問題集をすべて解き終わることが試験対策の目標のひとつとするなら、早めに問題に触れておくのはよいことである。始めは意味がよくわからず間違えてしまうかもしれない。ただ、間違えた問題ほど記憶に残りやすい。そして、問題を解いていくなかで、解説を読んでもわからないことがあれば、その時はテキストの出番となるのである。
本書は、見開きで一単位である。左ページが問題で、右ページに解答・解説が載っている。
解説も非常にコンパクトにまとまっている。赤シート対応である.
さらに、購入者特典として「無料解説動画」を視聴できる。LEC専任講師の友次先生の解説である。
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