基本情報技術者試験対策(15)「なぜ論理演算を学ぶのか?(2)」

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IT系

NAND演算、 NOR演算、XOR演算

論理演算の種類には、 NAND演算 NOR演算XOR演算というものもある。 これらの論理演算は、 AND演算、 OR演算、 NOT演算を組み合わせて実現できるが、 よく使われるので、 NAND 演算、 NOR演算、XOR 演算という名前が付けられている。

NAND演算は、 NOT AND という意味であり、「ナンド」 と読む。 NOR演算は、 NOT ORという意味であり、 「ノア」 と読む。 XOR 演算は、 exclusive ORという意味であり、 「エックスオア」 と読む。 XOR演算を EOR演算と呼ぶこともある。 EORも、 exclusive OR という意味であり、 「イーオア」 と読む。

NAND 演算、 NOR 演算、 XOR 演算の真理値表を下図に示す。 A NAND B は、 NOT (A AND B) という意味なので、 A AND Bを反転した結果になる。 A NOR B は、 NOT (A OR B) という意味なので、 A OR Bを反転した結果 になる。

A XOR B は、AとBのどちらか一方だけが真のとき、真になる。A XOR Bは、「AでありBでない、または、AでなくBである」という意味なので、(A AND (NOT B)) OR ((NOT A) AND B) と表すこともできる。 exclusive は、「排他的」という意味である。 AとBのどちらか一方だけが真であることを「他方を排除する」 と言っている。

NAND演算(NOT AND)

ABA AND BA NAND B

NOR演算(NOT OR)

ABA OR BA NOR B


XOR演算(排他的論理和)

ABA XOR B

論理演算の表記方法

演算英語名日本語名主な演算記号論理式の例
ANDLogical AND論理積(かつ)AND, , , &&A ∧ B
ORLogical OR論理和(または)OR, +, , `
NOTLogical NOT否定(でない)NOT, ¬, ~, !¬A
XORExclusive OR排他的論理和XOR, , ^A ⊕ B
  • AND(論理積):両方が真のときのみ真。
  • OR(論理和):どちらか一方でも真なら真。
  • NOT(否定):真と偽を反転する。
  • XOR(排他的論理和):どちらか一方のみ真のとき真。

参考)情報処理教科書 出るとこだけ!基本情報技術者[科目A][科目B]2025年版

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