今回は、「投資信託の運用方法」である。
投資対象による分類
公社債投資信託 公社債を中心に運用。株式の組み入れはできない。
株式投資信託 株式の組み入れが可能。株式が入っていないものもある。
不動産投資信託 主に不動産を中心に運用する。
バッシブ運用
特定のインデックス(日経平均株価や東証株価指数(TOPIX)などの指数)をベンチマークとして、ベンチマークの値動きに連動するように運用する方法である。
アクティブ運用
対象企業の調査研究を行い、ベンチマークと異なるリスクをとって、ベンチマークを上回る運用成果を目指す方法である。パッシブ運用より運用コストが高くなる傾向がある。
アクティブ運用の手法
トップダウン・アプローチ
マクロ経済(環境要因)から分析して、その結果に基づいて、順次組入れ対象となる銘柄を絞り込んでいく。
ボトムアップ・アプローチ
個別企業に対する調査分析を積み重ねて、その結果に基づいて、組入れ対象となる銘柄を一つひとつ選択していく。
グロース投資
株価の水準より、将来の成長性が期待できる銘柄に投資する。
バリュー投資
株価が割安と判断される銘柄に投資する。
株価収益率(PER)や株価純資産倍率(PBR)などが低い銘柄を中心に対象を選別している。
マーケット・ニュートラル運用
一般的に割安な銘柄の買いと割高な銘柄の売りを同じ金額で行う取引である。
相場の変動に影響を受けず利益を得ることを目的にしている。
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