今回は、ファイナンシャル・プランニング技能検定(FP)2級対策のテキストについてご紹介する。
なお、本記事は、2023年6月現在の情報によるものである。
「史上最強のFP2級AFPテキスト 23-24年版 オフィス海=著 ナツメ社 以下本書という」である。
試験実施団体
金融財政事情研究会または日本FP協会のどちらが実施するファイナンシャル・プランニング技能検定を受検しても、合格すれば、1級ファイナンシャル・プランニング技能士、2級ファイナンシャル・プランニング技能士または3級ファイナンシャル・プランニング技能士の資格を取得することができる。取得できる資格は同一である。
(参考)一般社団法人 金融財政事情研究会のホームページ
金財と日本FP協会では、実技試験の科目が異なり、試験問題が異なる。
両団体の実施する実技試験の科目は、以下の通りである。
- 金融財政事情研究会
1級 個人資産相談業務
2級 個人資産相談業務・中小事業主資産相談業務・生保顧客資産相談業務・損保顧客資産相談業務の4科目
3級 個人資産相談業務・保険顧客資産相談業務の2科目 - 日本FP協会
1級 資産設計提案業務
2級 資産設計提案業務
3級 資産設計提案業務
1級学科試験は、金融財政事情研究会のみが実施している。
2級・3級学科試験は同一試験日に各級ごとの同一試験問題で実施しています。
なお、受検資格、試験の免除については共通である」。
受検地、試験会場は異なる。
(参考)一般社団法人 金融財政事情研究会のホームページ
テキストの活用法
本ブログでは、資格試験対策では、過去問を解くことを推奨している。
そして、過去問に特化したブログも運用している。→ 過去問を解こう
受検までに過去問レベルの問題が解けることが目標となるが、FPは学習分野が広い。(6分野)
そこで、過去問学習に入る前にテキストで、該当分野の知識の確認をしておくと効率が良い。
しかし、この場合でも、テキストのみで学習が完結することがないように、「テキスト→問題演習→テキストで復習」のようにメリハリをつけよう。
本試験では、「わかったつもり」知識では対応できない。問題演習を通してしっかりと正誤を見極めて合格しよう。
史上最強のFP2級AFPテキスト 23-24年版
本書の特徴は以下の通りである。
■直近3年間の出題の96.5%をカバー!
本書は、FP技能検定2級のカバー率を実測した唯一の本です。過去13年間の学科試験・実技試験の全問題をデータベース化し項目ごとに集約して、正解するために必要な知識をすべて抽出した上で、作成しています。合格ラインは60%なので、本書で学習すれば余裕で合格点をクリアできます。■ムダな勉強は一切なし!最短・最速で合格へ!
基本的な用語説明のほか、実際に試験に出ないムダな情報はできるかぎりカット。「試験に出る、覚えるべきもの」と「FPの基礎知識だが、暗記までは必要ないもの」を明確にしているから、非常に効率的に学習できます。■例題と過去問で知識を定着!別冊「頻出問題チェック集」で復習!
ナツメ社の本書の紹介ページより
「例題」では項目の理解の助けになるものを、「過去問トレーニング」では頻出知識・頻出パターンの過去問題を精選しています。別冊には、試験に出る重要項目を一問一答形式にまとめた問題集をつけました。復習しながら、知識の定着ができます。
まずは、本書の出題カバー率が、95.7%(昨年度版)から96.5%に上昇している。
本書では、過去13年間の全問題を分析して、正解するための情報を漏らさないように制作されている。
その上で、本書は、「試験に出る、必ず覚えるべき情報」と「FPの基礎知識だが、暗記までは必要ない情報」を明確にしているので、メリハリのある学習をサポートしてくれることだろう。
そして、本書の重要箇所(赤い下線・赤い囲み)を覚えていけば、合格できるとのことである。
なお、付属の赤シートは別冊「頻出問題チェック集」の解答・解説を隠す際に使用するとのことである。本体は赤シートに対応していない。注意が必要である。
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