今回は、ファイナンシャル・プランニング技能検定(FP)2級対策の問題集についてご紹介する。
なお、本記事は、2023年6月現在の情報によるものである。
「FP2級・AFP 合格のトリセツ 速習問題集 2023-24年版 LEC FP試験対策研究会 LEC東京リーガルマインド 以下本書という」である。
FP2級資格試験とは
試験は、学科と実技の両方に合格しなければならない。
学科試験 問題は、実施団体の一般社団法人 金融財政事情研究会、日本FP協会とも共通
(午前)試験時間120分
出題形式:マークシート方式 4択式60問
合格基準:60点満点で36点以上
実技試験 問題は、実施団体の一般社団法人 金融財政事情研究会(金財)と日本FP協会で異なる
(午後)試験時間 (共通)90分
金財
出題形式:事例形式 5題(記述式)
出題科目:個人資産相談業務、中小事業主資産相談業務、生保顧客資産相談業務、損保顧客資産相談業務から1科目を選択
合格基準:50点満点で30点以上
日本FP協会
出題形式:記述式40問
出題科目:資産設計提案業務
合格基準:100点満点で60点以上
問題集の活用法
本ブログでは、資格試験対策では、過去問を解くことを推奨している。
そして、過去問に特化したブログも運用している。→ 過去問を解こう
FP2級の過去問は、試験実施団体のホームページなどで入手できる。
ところが、正解については、模範解答のみが記載されている。解説などは載っていない。
これでは、復習には効率が悪い。
それでも、過去問については、過去2回分は全問を時間を計って解くことをおすすめしたい。
なお、LECでは本試験の問題に講師陣が解説を加えた冊子を販売している。
参考にしていただきたい。
2級FP技能検定 本試験試験問題・解説集
しかし、過去問の2回分では頻出論点をすべて網羅することはできない。
そこで、過去問題集の活用である。
過去問について、出題傾向が分析されており、頻出論点が漏れることはない。
正解および解説も試験実施日の法令基準日でアップデートしてあるので、古い間違った情報をインプットすることがないのである。
問題集は最低でも2回以上は解いておこう。解いた回数が多いほど苦手分野がはっきりとわかってくる。そして、解説を読んでも理解できなければ、テキストを開いてみよう。本書は、先に紹介した「FP2級・AFP 合格のトリセツ 速習テキスト 2023-24年版」に準拠している。
FP2級・AFP 合格のトリセツ 速習問題集 2023-24年版
本書の特徴は以下の通りである。
1.最新過去問から、出題傾向を徹底分析。頻出問題から出る順に良問を厳選して制作。問題別に、頻出度合を(重要度A・B・C)ランクで明記♪
レックの本書の紹介ページ
2.全問題ごとに「速習テキスト」の掲載参考ページがあるので、テキストに戻ってすぐに復習できる♪
3.解説は、わかりやすい文章による「ストライク解説」方式なので、必要な知識を復習できる♪
4.「解説動画」が全16回分無料!まさに「解説動画付き問題集」♪
5.試験実施団体の日本FP協会および金財の両試験に対応
6.2023年9月試験・2024年1月・5月試験向けに対応
総ページ数については、巻頭の説明文を含めて681ページとかなりの分量がある。
分冊形式には非対応なので、持ち運びはちょっと苦労しそうである。
特筆すべきは、「解答かくしシート」である。
問題と解答が見開きなのは、一目でわかる便利さはあるが、どうしても解答に先に目がいって集中できないこともあるだろう。筆者は、自前でこのシートを作っていたのだが、出版社で用意してもらえるのは、非常にありがたい。
さすが、資格の学校として実績を誇るLEC東京リーガルマインドだけのことはある。
講義動画については、全16回分が、無料で提供されるとのこと。(動画専用のWEBサイト)
なお、筆者がPCとスマホで確認したところ、6月11日現在、準備中であった。
なお、本書に収録されている「学科問題」については、アプリでも学習できる。
スマホからインストールしてみよう。
いかがであろうか。この小文がみなさまの問題集選びの参考となれば幸いである。
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