先回は、ルノワールの名作の鑑賞に役立つ書籍をご紹介した。
今回は、そのルノワールの作品を数多く収蔵している「オルセー美術館」の入門書をご紹介しよう。
「マンガでわかるオルセー美術館の見かた 有地 京子(監修)、 田渕 正敏(イラスト)、 青い小鳥アート研究室 (編集)) 誠文堂新光社 以下本書という」である。
マンガでわかるオルセー美術館の見かた
本書の特徴は以下の通りである。
印象派の殿堂、オルセー美術館。
時代を築いたモネ、ルノワール、セザンヌ、ゴーガン、ゴッホら、世界に名高い巨匠の名画が勢揃い。さらには、印象派に大きな影響を与えたミレーの『落穂拾い』、印象派の父マネの『草上の昼食』『オランピア』、印象派に続き革新的な作品を残したモロー、ルドン、ルソー、そして印象派と対立したアカデミスムの画家ら、フランス近代絵画の傑作が大集結。
オルセーをめぐれば、19世紀から20世紀の美術史も西洋絵画もよくわかります!本書は、「何を観たらよいかわからない」「作品も画家も名前は知っているけれど詳しくない」「有名な作品数点だけ見て、あとは流し見していた」という方におすすめのオルセー入門書です。
マンガで楽しくわかりやすく、オルセーが誇る56点以上の作品の見方や作者を解説します。展示場所がわかる館内マップつき。
■目次抜粋
オルセー美術館って?
オルセー美術館マップ第1章
1階 新古典主義、ロマン主義、アカデミスムオルセーの新古典主義、ロマン主義、アカデミスム
美術アカデミーとアカデミスム
アングル
クチュール
ドラクロワ
シャセリオー&カバネル&ジェローム&ブグロー第2章
1階 写実主義オルセーの写実主義 写実主義とバルビゾン派の台頭
クールベ
ミレー
ドガ
コロー
バジール
ファンタン=ラトゥール第3章
6階 印象主義、ポスト印象主義、新印象主義オルセーの印象主義、ポスト印象主義、新印象主義
印象主義からポスト印象主義へ
マネ
モネ
モリゾカイユボット
シスレー
ルノワール
ピサロ
カサットセザンヌ
スーラ
ゴーガン
ゴッホ第4章
1階 ポスト印象主義、象徴主義、 ナビ派、 素朴派オルセーのポスト印象主義、象徴主義、ナビ派、素朴派
印象主義から象徴主義へ
モロー
セリュジエ&ヴァロットン&ドニ
ボナール
シャヴァンヌ
ルソー
ロートレック
ルドンまだまだ観たい! オルセーの気になる絵画
交錯する関係がわかればもっとオルセーがおもしろい
人物相関図重なる人生が見えればもっとオルセーがおもしろい
画家生涯横棒グラフキーワードがわかればもっとオルセーがおもしろい
用語集時代と流れがわかればもっとオルセーがおもしろい
西洋絵画年表実際に足を運べばもっとオルセーがおもしろい
オルセー美術館メモAmazonの紹介ページより
世界でも有数のルノワール・コレクションを誇るのが、フランス・パリのオルセー美術館とオランジュリー美術館である。
そして、ルノワール以外でも、マネ、モネ、ドガ、セザンヌ、ゴッホ、ロートレック・・
印象派を中心に近代絵画の傑作が大集合である。
本書で、オルセー美術館の魅力を存分に堪能しよう。
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