ノンプログラマーの強力なツールを使ってみよう!「Microsoft Power Apps ローコード開発[実践]入門」

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Microsoft Power Apps ローコード開発[実践]入門 コンピュータ

IT技術の進化で、これまでハードルが高いとされてきたアプリ開発にエンジニア以外の方が取り組める時代となってきた。

「ノーコード(no-code)」や「ローコード(low-code)」と呼ばれている開発手法である。

ノーコード ローコードとは

アプリケーション開発において、昨今新たな手法として広まっているのが「ノーコード(no-code)」や「ローコード(low-code)」と呼ばれている開発手法です。

ノーコードやローコードに含まれる「コード」は、ひもやケーブルのことではなく、コンピューターで処理する内容を記述した「ソースコード」を指しています。両者の違いはソースコードを記述する量で、ノーコードはソースコードを書かない開発、ローコードはソースコードの記述量を最小限に抑えて開発することを意味しています。本稿では、この2つを総称してノーコード ローコードとします。なお、エンジニアなどがソースコードを書くアプリケーション開発(スクラッチ開発)は、ノーコード ローコードとの対比で「プロコード」と呼ぶこともあります。

NTT CommunicationsのWebサイト「DXを加速する「ノーコード ローコード」による開発とは?

そこで、今回は、これからのビジネスパーソンが身につけるべきツール、「Microsoft Power Apps」の入門書をご紹介しよう。

Microsoft Power Apps ローコード開発[実践]入門 青井 航平 ほか(著)以下本書という」である。

Microsoft Power Apps ローコード開発[実践]入門

本書の特徴は以下の通りである。

ノンプログラマーでもできるPower Appsビジネスアプリ開発

「Power Apps」はMicrosoftが提供するローコード開発ツール。PowerPointのスライドを描くような感覚でボタンや入力フォームなどのパーツをドラッグ&ドロップで画面に並べ、Excelのように関数を入力して動作を指定するだけで、ビジネスアプリを開発できます。本書はそんなPower Appsの入門書です。プログラミングの知識がない人でも、現場ですぐに利用できる実践的な内容を3部構成でまとめています。
<第1部:基本編>
Power Apps、およびPower Appsで利用するDataverseの基礎知識を解説します
<第2部:リファレンス編>
Power Appsでよく使うコントロール、Power Fxの関数を目的別に引けるよう紹介します
<第3部:ハンズオン編>
第1部、第2部で紹介した機能を使って、2つのアプリを実際に作ります
なお、ライセンスがない方も開発者プランで一定期間、アプリ開発を無料で試すことができます。

(こんな方におすすめ)
・Power Apps/Power Platformの導入を考える情報システム担当者、業務の自動化に興味のある非エンジニア、ノンプログラマーのビジネスマン

(目次)
■Part 1 基本編
■Chapter 1 Power Apps入門
 1-1 Power Appsでできること
 1-2 Power Appsのアプリ開発で利用できるサービス
■Chapter 2 アプリ開発環境の準備
 2-1 Power Apps のアプリ開発の始め方
 2-2 サインアップが必要なサービス
 2-3 Microsoft開発者プログラムのサインアップ
 2-4 二段階認証の使用を無効化する
 2-5 Power Apps開発者プランのサインアップ
 2-6 Dataverseのセットアップを確認する
■Chapter 3 アプリ開発の基本
 3-1 アプリ開発の基本的な流れ
 3-2 データモデリング
 3-3 Dataverse入門
■Chapter 4 キャンバスアプリ開発の流れ
 4-1 キャンバスアプリの作成方法
 4-2 データからキャンバスアプリを開発する
 4-3 キャンバスアプリの画面とコントロールを設定する
 4-4 キャンバスアプリのデータソースを管理する
 4-5 キャンバスアプリを公開、共有する
■Chapter 5 モデル駆動型アプリ開発の流れ
 5-1 モデル駆動型アプリの作成方法
 5-2 データからモデル駆動型アプリを開発する
 5-3 モデル駆動型アプリの画面とコンポーネントを設定する
 5-4 モデル駆動型アプリのデータソースを管理する
■Part 2 リファレンス編
■Chapter 6 画面遷移
 6-1 画面の命名について
 6-2 画面遷移のための関数について
 6-3 アプリを準備する
 6-4 画面にコントロールを配置する
■Chapter 7 日付・時刻操作
 7-1 アプリ開発における「日付と時刻」
 7-2 現在の日付や時刻を取得する
 7-3 好きな日付をDate(日付)型で取得する
 7-4 日付からNumber(数値)型を取得する
 7-5 過去や未来の日付を取得する
■Chapter 8 集計
 8-1 Excelのようにデータを集計する
 8-2 合計値と平均値を取得する
 8-3 最大値と最小値を取得する
 8-4 テーブルのレコード数を取得する
■Chapter 9 変数
 9-1 変数とは
 9-2 変数の値をテキストラベルに表示する
 9-3 変数の値を変更する
 9-4 変数の値を別画面から読み取ろう
■Chapter 10 データを扱う
 10-1 アプリでデータを扱うには
 10-2 ギャラリーを使ってテーブルのデータを表示する
 10-3 検索機能を作成する
 10-4 レコードの追加や修正をする
 10-5 ギャラリーで選択したレコードを編集する
■Chapter 11 条件分岐
 11-1 アプリ開発における「条件」
 11-2 条件分岐とは
 11-3 比較演算子
 11-4 複数の条件を指定する方法
■Chapter 12 通知
 12-1 アプリ開発における「通知」
 12-2 通知バーのしくみ
 12-3 通知バーを表示する
■Part 3 ハンズオン編
■Chapter 13 スマートフォンで使うレポートアプリ
 13-1 サンプルデータの準備
 13-2 アプリの仕様
 13-3 画面を作成する
 13-4 画面同士をつなぐ
 13-5 画面を修正する
 13-6 アプリを公開する
■Chapter 14 パソコンで使うダッシュボードアプリ
 14-1 アプリの仕様
 14-2 モデル駆動型アプリを作成する
 14-3 画面とコンポーネントを設定する
 14-4 Excel Onlineでデータを編集する
 14-5 ページを作成する
 14-6 フォームを拡張する
 14-7 データ分析をサポートするグラフを作成する
 14-8 ダッシュボードを作成してモデル駆動型アプリに組み込む

Amazonの本書の紹介ページ

ノーコード・ローコードで思いついたアイデアをそのまま形にできるメリットがある一方、データの容量や性能の観点からデータソースの変更を必要とする場合があり、逆に大きな手戻りを引き起こし、せっかくの技術がかえって仇になりかねない。

本書で、アプリ開発の基本を学んで、ご自身のビジネスに役立てていただきたい。

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