山田五郎氏と言えば、テレビ番組などでの蘊蓄(うんちく)のある解説で有名である。
YouTubeの「山田五郎 オトナの教養講座」をご覧になられた方もおみえではないだろうか。
そして、幅広い分野での執筆活動やテレビ、ラジオへの出演をされている氏だが、もともとは、西洋美術史を学んでおられたとのこと。
たまに美術館に行ったりする筆者にとって知っているようで、わからないことも多い「西洋絵画史」。
「ゴシック」、「バロック」、「印象主義」などといった言葉自体は知っているが、それらを説明できるかというと正直言ってそれは難しい。
みなさまはいかがだろう。
氏の著作ならば、ゼロからの西洋絵画史の入門としてはこれ以上ないくらいの書籍と言えるだろう。
そこで、今回は、「知識ゼロからの西洋絵画史入門 山田五郎 (著) 幻冬舎 以下本書という」をご紹介しよう。
知識ゼロからの西洋絵画史入門
本書の特徴は、以下の通りである。
名画鑑賞の楽しい道案内!複雑多岐な美術の歴史を、頭の中ですっきり整理整頓
ロングセラー『知識ゼロからの西洋絵画入門』姉妹版!たとえば、どこかへ観光に行くとき、名所だけを見て回っても、街の全体像はつかめません。名所と名所の間には何があって、道はどうつながっているのか?道路案内があれば、位置関係からもさまざまなことが見えてきて、名所を見る楽しみが深まるでしょう。本書は、名作の宝庫、西洋絵画をその歴史を踏まえて学んでいきます。絵画史を代表する24の様式をオールカラーの図解とイラストで解説 。様式が興った時代背景、同時代の日本での出来事、作品の見どころや裏話など、著者独自の視点で初心者にもわかりやすく紹介します。
Amazonの本書の紹介ページ
古代ギリシャ・ローマから近代に至るまでの西洋絵画史がわかりやすく整理されている。
本書は、著者の脳内に残っている絵画史の断片的な記憶を、「知識」として構築してくれるものとなった。
本書をきっかけにしてさらに、専門書などで西洋絵画史の世界を探求するのもいいだろう。
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